嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

中古のCar Shoeを手に入れてリセットをかける-2

2012-10-11 13:34:56 | 履き道楽
Dsc06872さて、Car ShoeはPRADA以前と以後で価値がまったく違います(きつぱり)・・・PRADAはご存知、イタリヤのモウド系ファッショングループですが、Car Shoeはそのあまりのコダワリからくる高価さがたたって、売り上げ不振に陥ったところをPRADAに目をつけられて買われてしまった・・・買収後は当然、安価な路線を打ち出して、クオリティダウンが図られたはずで、このあたりはブランド買収の教科書どおり、というワケです。

で、今回の私のこれはなんとPRADA以前、とキタ!!ロゴが違うのでそれと知れるのですが、このあたりは中古品のタノシミってやつでしょうか(狂喜)。

手に入れたばかりの「くっく」、それもこのクラスのやつをイキナリ水洗い、というのは衝撃以外のなにものでもない・・・そりゃそうです。皮靴に水は大敵というのは世間の一般常識だしね~・・・たしかにその通りですが、モノによるのです。そりゃあジョンロブのチャペルやシティをイキナリ水で洗う人はいませんが、このようなモカシンタイプのシンプルな造りと仕上げのやつは洗ったほうが結果が良いこともあります・・・

というわけで、こんかいは内装もスポンジとブラシを使ってジャブジャブ洗います。クイックブライトは泡が立ってどうの、という性格の洗剤ではないのですが、多目に使ってやんわり洗い上げるとたちまちバケツの水が染まります・・・ヌワ~、色落ちか、と一瞬不安になるのですが、なに、靴墨が落ちているだけです。

クイックブライトの特徴は素材に優しいところ。風合いを損なわないまま上手く洗いあがりますた!画像はその乾燥後。ほとんどブラックにみえたのですが、地色はチョコレート系ですね。ただし皮の質感これでもか!かなり厚手なのも意外。

乾燥させますと、そこかしこに前オーナーの使用の痕跡が看て取れますが、どうやら歩行はほんの駐車場程度だったようで、ほぼ車内のみの使用だったのが窺われます・・・中古でもドライビングシューズなので、キホン歩行には使われない=ヤレ少ない、というのは本当でございます。
Dsc06873Car Shoeはこんなソールを持ちながら、なんとリペアも可能である、というのがウリだったはずなのですが、それもPRADA以前のお話・・・みれば、シリアルナンバーつきの保証書まで付属しているのですが、もはや使えないか・・・

いやあ、洗っていて考えたのですがこれほとんど一生モノのクオリティっす!皮の風合いといい、ステッチの入念さといい、ダテに高くない。こうして手に入れる前はたかがドライビングシューズに5万円とは高いなあ、と考えておりましたが、考え変わりました(爆)。

次号はいよいよヲタの楽しみ、「塗りこみ」でございます。請うご期待!



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