いぜんは富山と飛騨高山、だなんてそれこそ決死の覚悟が必要。難所が無数にあるR156をたどるしかない。
いつ崩れてもおかしくない「酷道」を延々5時間程はかかってたどり着いたところが、いまぢゃせいぜい1時間半で飛騨高山到着。
通せんぼじじい(一部意味明瞭)がいなけりゃ1時間きっちゃうか、と(爆)。
全く夢のようですが、早けりゃいいってもんでもないし、そんなことをしても楽しくはないのですが、便利には違いない。
おかげでこのようなムチャな距離をイッキにやっつける日帰りツーリングも可能になるというわけです。
飛騨高山は、予想通りの人出。「古い町並み」界隈に集中して観光客のみなさまが集まっておられるのですが、外国語しか聞こえてこない。おもに中華系とたまに英語。
どこまでいっても同じに見える、かえって不自然な飛騨高山のニギワイには、お疲れ気味のヲジサンふたりも食傷気味。ほんの20分程で街を離脱してしまい、さらに山を登ります(爆)。
ここからはほとんどもう私のホームコースみたいなものですからして、踏みます(完全意味明瞭)。
GWとはいえ、すでに16時を回っていますから、これから松本側へ、というお客さんはそうは多くないだろう、という
予測はミゴトに的中。ほぼ貸し切りのパノラミックなワインディング三昧でございますた。
平湯経由で松本入りしたのちに、いやがる地元のI君をムリヤリ呼び出して、山賊焼きの元祖を名乗るお店に案内していただいたのですが、まあその普通さ、というか上品なお味にたまげました。が、このさりげなさがおそらくロングセラーの理由というものでしょうか?
山賊、というよりも家庭科の先生という感じ(一部意味不明)。
巨大な骨つきのもも肉が下味ビミョーな竜田揚げふうに仕立ててあるだけの代物ですが、もう少し味にインパクトがないとなあ、と思うのは私だけか?終盤には飽きがきてしまい、タレないの?といいそうになるのをこらえるのに苦労いたしました。
このところなぜか頻繁にお会いするI君と別れて、さらにホームコースを攻めます。道の荒れたワインディングなわけですが、ゼッタイに路面からタイアが離れない(きつぱり)おかげで、無敵。低回転から非常にキモチのよいトルクが湧き出ている関係で、できるだけ高めのギヤでの旋回を試みてみましたが、なんだか運転がうまくなったみたい(錯覚に過ぎません)。突っ込みを工夫して、4速で進入、アクセルべた踏みでもクルマがついてくるのにはたまげました。
すでに20時をだいぶ回っておりましたので、山のこちら側もほぼ貸し切り。
塩嶺峠や和田トンネル前後の高低差のあるワインディングには、ほぼすべてに登坂車線がついている関係で、ほんとうにキモチがよい!!3と4で床まで踏みましたが、タイアがキュリともいいません!ボクスター2.7の美点のひとつは、このアクセル開度。
3.2よりも明らかにアクセルをあける割合が高く、グイグイ持ってゆく、というのではなく、パワーを瞬間的にですが使い切れる感覚があるのがウレシイわけです。ガンバレ~!みたいな遅さではないのですが、どこかサワヤカなんですよ。
道の荒れた笠取峠での旋回の安定感に驚きながら塩尻から1時間弱で自宅に到着してしまったのにはたまげるばかり。
気がつけば楽しかった600kmはあっという間におしまい。ううむ、koshinyaさんは完全にグロッキーですたが、私はムダに元気なままだ。もう一周してこい、といわれればハイ~、てなもんです(うそです)。
それにしてもトクイチオートの整備は凄い。こうして一挙にまとまった距離を走り込むと強く感じます。
この上は、ボクスターにも、先日B子さんに投入された、新世代のイオンブリッジを施さずばなるまいて(ばか)。
それにしてもオープンでさらっと600キロ以上走ってしまうのは、恐るべしボクスターです!