この夏もおしまい、ということで振り返りつつ、秋へと思いを馳せているところ。
koshinyaさんに頂戴した、東京土産の古典、といってよい良品。60年代に一世を風靡したラム酒漬けレーズン+バタークリーム+サブレの3要素を絶妙に組み合わせた、ニッポンならではのお菓子。
売る側はガトーなんとか、とかパリとかいって、しきりにフレンチを強調したがっておられるようですが、なにこの洗練度は本国になどすでに存在しないレベル。
ニッポンの職人芸で磨き上げられた逸品といってよいでしょう。
このグループには北海道の六花亭リリースのマルセイバターサンドがあって、通販などにもチカラ入ってるので、すでに全国区でおなじみとなっておりますが、じつは和洋菓子を同時に手がけているお菓子屋さんでは定番中の定番。
それこそ60~70年代にかけて大流行したのがこれ系のレーズンサンドです。
ロングセラーではあるのですが、いかんせん定番すぎて華やかさには欠ける、が、それがどうした!濃厚なラム酒のカヲリとマターリしたバタークリーム、さらに60年代もかくや、と思わせてくれるに十分な歯ごたえのよさを誇るサブレ、と。ああ~、もうひとつ食べたひ!となるのは必至!
ちなみにこのグループの最安値はやはりコレ(爆)!が、一口食べてみた瞬間に後悔するので、買っては逝けません。
ご存知、「午後の楽しい時間に」シリーズの定番ですが、粗悪品以外の何者でもない(きつぱり)。
質の悪いバタークリームくらいタチの悪いものはございません。
同シリーズのアルフォートは良品認定なのになぜ、と思われるでしょうが、やはり類似品はいけませんや。
唯一、こればかり食って、たまにこのレーズンウィッチを食べるとその有り難みがイタいほどわかる、というね(爆)、そういう役割はあります。
さらにレーズンのまばらさがすごい(爆)。マルセイバターサンド、レーズンウィッチともに6個かそれ以上は入っているのに対して、このガトーレーズンは多くても3個(爆)。まあね、実勢価格を考えたら文句いえないけどさ。