さて、画像はタイトルに惹かれてポッチリしちゃった、中古本。
こたえはもちろんイエスですが(爆)、このあたりは嗜好品の世界です。
王道がない代わりに、ハズしても誰にも文句は言われないし、言わせない。ひたすら自己責任でやるヲトナの遊び。
他人があれこれ言う以前に、自分が試される世界なわけです。どこまでバカなのか、とね(爆)。
腕時計が時間を知る道具、だったのは200年前のお話。そこからは、いわゆる服飾品というほかに、いちぶ宝飾品としての役割も担っておりますし、なによりも持ち主にある種の精神的満足、または安息のようなものを与えてくださるフシギな存在でもあります(印象には個人差があります)。
たけー時計を身につけているからといって、ニンゲンのレベルが上がるはずもございませんが、頑張れる(場合がある)こともあるわけで、ここまことにフシギなのですが、いつかは手に入れたる、と言って目標にしてシゴト頑張れる場合もありますし(単純で申し訳ないっす)、凹んでいる場合に助けられることだって、私の場合、数知れずあります。
価格ではなく、いかにして手に入れたか。あるいはどこまでの思い入れがあるか、とそんなあたりは個人差はあるにせよ、電池式、機械式を問わず、腕時計ユーザーにある程度共通する思い入れというやつではないでしょうか(思い込みとも言いますね)?
このあたり、自分の腕に巻いて、常に一緒にいる、という点が大きいと個人的には思います。申すまでもなく、限られた人生の時間を一緒に刻む、のようなイメージを抱きやすいわけで、実際にそうしているわけですから。
嗜好が現れてしまうものの代表格はクルマなのですが、ここがクルマと時計の一番の違いかもしれません。
画像のような個体が手に入ったら、それこそ身に付けたいところですが(爆)、ボクスターのバリューぶりを知るにつけ、あまりの高価さにビミョーに思える昨今です。キョーレツなブランドアイコンはわかるのですが、まあそのうちね(逃げている)。だって、ちゃんと乗りたいぢゃないですか。持ってるだけ、なんてえのが多すぎてねえ~(一部意味明瞭)。
身につける、という点では服も同様でしょうが、個人的嗜好までは出にくい。「好み」どまりがせいぜい。服飾に嗜好まで盛り込んでしまうと、じつはチンドン屋さんになるわけっすね。
というわけで、私の腕時計の次期FX選定は難航を極めた、と言いたいところなのですが、そうでもない。
次の一本は、時代を超えるデザイン性と、所有していて大事にできるだけの、ある程度の高級感。タフな性能。高すぎない価格と維持費。と、好き放題言ってますけど、そんなところ。
たとえれば、「や ら と」の黒砂糖羊羹(一部謎)。
といってわからなければ、ブルックスブラザーズのボタンダウンシャツ。ただしMaker'sのタグ付きにかぎる。
John Lobb のダブルバックルでもよいし、Cityも近い存在か。ポルシェで行くともちろん911でしょうが、ボクスターも連綿と育ってきて、じつはこの領域にいるとみた。が、オーナー以外にはあまり知られていない、と。
つまり、ブランドを代表する王道プロダクツ。
モデルチェンジの激しいこの腕時計の世界でそんなものあるのかい?となりそうですが、冷静に眺めると別に珍しくもないです。各メーカーがかならずラインナップに持っている。連綿と改良を受けながら育て上げられてきた格のあるオーソドクスなモデルです。
というわけで
こんなのが、まずは浮上してまいります。
いわずと知れたブランドアイコン。
1945年発表といいますから、すでに70年経過ですよ!
で、いまだに最新型として生産継続中。
しかも、調べてみれば最新の素材と技術をきっちり落とし込んで、ブラッシュアップをいっさい怠っていない。
まったく奇跡のようなモデルライフですが、まさにとらやの羊羹そっくり。911もそうだし、ジョンロブのcityもそう。ううむ、シビれる~(あほ)!
と、いきなり結論が出そうになったのですが、このシリーズから派生したモデルがまたバリエーション豊かで、えらぶ喜びがある、なんてえもんぢゃない!
もうね、一生悩んでいたい、とそれくらいなものです(そうすればカネかからないのにね)。
というわけで、長くなりますから以下次号。