別府から湯布院、阿蘇、ときてそのままR210を進んでゆきますと、日田(ひた)という街を通りかかります。阿蘇火山帯に支配される立地なのでしょう、別府からここまで、沿道にはつぎつぎに温泉が現れてきて、まったく驚くばかり。一二度通ったからといって、とてもぢゃないが入りきれないし、だいいちその位置関係すらもわかりにくいほどの密度でございます(驚愕)。泉質もさまざまで、ちょいとした日帰り温泉でも設えのセンスが良く、つい寄っちゃう。信州も温泉ではそれなりに鳴らしてるはずなのですが、これじゃあかなうわけない。私も通い詰めるわけです(爆)。
日田に寄るのははじめてなので、ここでランチでも、と考え、クルマを進めるのですがはじめての街では駅前の「観光案内所」がデフォルトでしょう。いろいろと根掘り葉掘り(爆)訊いて見るのですが、すばらしい対応でございました。すれてない、というのでしょうか、見習いたい接客やよし。
日帰り温泉は、ときけばササッとリストが提示されるのですが、そのなかに「かやうさぎ」を発見!なかなかな高級旅館のはずなのですが、日帰りもやっていたのか~、と感激してクルマを進めます・・・
平日の昼間なので貸し切りとなってしまいましたが、非常に贅沢な空間。センスのよい小物配置が効いて、独特の雰囲気を作り出しているほかに、昭和初期の建築をガラス板まで含めてオリジナルのまま維持しているあたりが出色。料金高額な離れなどはまあ次の機会に、となりそうですが(爆)、本館のフツーの客室でしたら射程内。いっぺん泊まってみたいものだと思わせる空気感がすばらしいです。泉質もトロトロの美人の湯系。温泉街に建つ立地ではなく、川べりの一軒宿ですが、こういうスゴイ逸軒がポツンと建っているあたりが九州のポテンシャルですね~。まずは温泉ありき、なのでしょうが、それにオンブするわけではなく、しっかりとお宿の役割を果たすあたりが学びどころか(爆)。以下痔号。