嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

加齢なる遠足(爆) ボクスター@九州グランドツーリングー9 日田に寄ってみる

2011-10-03 20:56:07 | B級グルメ

Dsc03550 別府から湯布院、阿蘇、ときてそのままR210を進んでゆきますと、日田(ひた)という街を通りかかります。阿蘇火山帯に支配される立地なのでしょう、別府からここまで、沿道にはつぎつぎに温泉が現れてきて、まったく驚くばかり。一二度通ったからといって、とてもぢゃないが入りきれないし、だいいちその位置関係すらもわかりにくいほどの密度でございます(驚愕)。泉質もさまざまで、ちょいとした日帰り温泉でも設えのセンスが良く、つい寄っちゃう。信州も温泉ではそれなりに鳴らしてるはずなのですが、これじゃあかなうわけない。私も通い詰めるわけです(爆)。

日田に寄るのははじめてなので、ここでランチでも、と考え、クルマを進めるのですがはじめての街では駅前の「観光案内所」がデフォルトでしょう。いろいろと根掘り葉掘り(爆)訊いて見るのですが、すばらしい対応でございました。すれてない、というのでしょうか、見習いたい接客やよし。

日帰り温泉は、ときけばササッとリストが提示されるのですが、そのなかに「かやうさぎ」を発見!なかなかな高級旅館のはずなのですが、日帰りもやっていたのか~、と感激してクルマを進めます・・・

Dsc03551 平日の昼間なので貸し切りとなってしまいましたが、非常に贅沢な空間。センスのよい小物配置が効いて、独特の雰囲気を作り出しているほかに、昭和初期の建築をガラス板まで含めてオリジナルのまま維持しているあたりが出色。料金高額な離れなどはまあ次の機会に、となりそうですが(爆)、本館のフツーの客室でしたら射程内。いっぺん泊まってみたいものだと思わせる空気感がすばらしいです。泉質もトロトロの美人の湯系。温泉街に建つ立地ではなく、川べりの一軒宿ですが、こういうスゴイ逸軒がポツンと建っているあたりが九州のポテンシャルですね~。まずは温泉ありき、なのでしょうが、それにオンブするわけではなく、しっかりとお宿の役割を果たすあたりが学びどころか(爆)。以下痔号。


加齢なる遠足(爆) ボクスター@九州 グランドツーリングー8 阿蘇界隈にて

2011-10-01 21:21:17 | オンロードでの出来事

Dsc00171 別府から湯布院へのワインディングや、阿蘇山中のワインディングはそれこそボクスターにとっては桃源郷というものでしょう。おまけにお天気がものすごい(爆)!こんなのあるか~、というくらいな快晴でございますた!

MTモウドの2→3→4を使い分けて、待ちに待ったフラット6、それもツインカム(チビりそうになる)さらに水冷(!)のフィーリングをあじわいます。空冷時代にはシングルカムでこのフィールなんだから、ツインカム化したらさぞかし、と夢想しておったわけですが、阿蘇のこの道路環境でフラット6を床まで踏む(ダメでしょう)日が来る、だなんてまったく想像もしておりませんでした。

トクイチオートからはまず、しばらくは4000rpmまでで様子を見なさい、とキツークいい渡されているのですが、いや~、このパノラミックな眺めに、非常にまばらな交通環境では4000ごときで、こらえられるわけもございませんて(爆)。だいたい、このエンジン、4000からが本領。音が劇的に変わって、トルクが盛り上がるのが体感できる!!さらに6000からの雄叫びと逝ってよい鋭さがツインカムならでわ(きつぱり)。いかんせんTIPなので、低いギヤでドバー、と踏んでしまいますと6500くらいでシフトアップがおきてしまうので、3あたりでエンジンと「ご相談申し上げながら」じんわりアクセルを開けて参りますと、きっちり7000まで回って、コワーン、ともプワーンともきこえるミゴトな咆哮を聴くことができます!

Dsc00188 また、その過程では乗用車のエンジンではまず感じることのない「トルクの山」が押し寄せてくるのが音とGで感じられる。さよう、きっちり「ポルシェの演出」が効いているのです。しかもその大音量がコクピットのすぐ後ろからドライバーに向けてダイレクトに届きます。このときのアクセルレスポンスにはMTもATもございません。もちろんロックアップクラッチのおかげですが、ミリ単位のアクセルワークに応じて「コォンコォン」吹けるさまは、まあなんというのでしょう、快楽機械、とでも表現できるでしょうか?

路面の荒れた道路も多いのですが、EBS装備のこの個体では「絶対に」クルマがはねない(きつぱり)ことがわかっておりますので、旋回初期より思い切り早めのアクセルオンを行い、良いペースで流します。トラクションが抜けない、ってのはこんなに安定感があることなのか、と改めて思い知るのですが、とにかく車両全体がターンインの段階から落ち着き払っています。私ごときがイパーン道で試せる油温では余裕がありすぎて退屈なくらい・・・ですが、これには、トクイチオートで施されたアライメント調整が効いているのです。商品名「クレイドルアライメント(トクイチオート0583-70-4848)」っ!

コーナリングからの脱出でトラクションこれでもか。床まで踏んでちょうどよい(完全意味明瞭)、この「素の」ボクスターの程よさを思い知る初秋の午後でございますた(まったりと以下痔号)。