黒板の裏側で~おうみ進学プラザの毎日~

おうみ進学プラザは滋賀県の学習塾。困って、喜んで、泣いて、笑って、そして時々怒って。塾のドラマを実況中継します。

「ひよっこ」の春。ハコベの春。そして鉛筆の春です。

2019-04-04 14:58:44 | Weblog

NHK朝ドラ「ひよっこ」の番外編、録画を再び見ました。
1,よくできている。番外編なのに、本気できちんと作っています。
2,豪華出演者のほとんどが再び出演。
3,脇役が好演。こういうふうに豪華な脇役が地味な名演技で全体を完成させるというのはNHKの実力でしょう。セリフが無い時に、じっと後方で見つめているというシーンが、ものすごく効いている。
4,何を作りたいか。何を伝えたいかを考えてドラマを制作している。作り手のドラマへの愛情、出演者への尊敬や愛情がにじみ出ています。演出家はドラマの登場人物をとても大事に思っている。
こういうのは学習塾の教材作り、塾そのものを運営していくこと、一回ごとの授業でも考えないといけないなあ。
5,農村の情景が正確。農作業の時にピッカピカの農業用衣装だったりすると、農村出身の私には「その農作業をそんな服装で。ありえなーい!」と思うのですが、そのあたりもきちんとしています。そして、農村の風景にジーンとする私。
舞台は茨城県の農村「奥茨城村」ですが、私の田舎と似たような風景です。
さて、おうみ進学プラザの春のドラマ「春期講習会」が進行中。
どのクラスにもフレッシュな生徒が加わっていて、少しだけ緊張しながら勉強しています。おうみ進学プラザ独特のスタイル、手順などもあるから、もたつくこともあるじゃろう。手を上げてないのに当てられるし、一般に授業テンポが速いし。答を読み上げているときに「聞き取れなかったので、もう一度言ってください」と言われても、先生たちは二度と言いませんから。そのあたり、慣れてきたころかな。フレッシュな新入生を友だちがサポートしている光景は微笑ましい。こうして春は進む。
春の読書。『ハーバード日本史教室』 佐藤智恵編,中公新書。
【日本と朝鮮半島の間には、緊密かつ複雑な歴史がある。古代から近代までの間で、三つまたは四つの時代を取り上げ、「友好」と「敵対」という側面から、両者の間の関係の変遷を説明せよ】 所要時間50分、字数制限なし。
というのはハーバード大学の日本史の授業の期末試験問題だそうです。
なかなか鋭く、奥深く、面白い問題です。日本の大学&学生たちも頑張りましょう。
写真は春のおうみ進学プラザ。
星本センター長が手にしているガラス容器の中の植物は、顧問の大崎先生からいただいたものですが、たぶんハコベ。
島崎藤村の詩に
「緑なす、繁縷(はこべ)は萌えず、若草も、しくによしなし」
とありますが、滋賀県ではしっかりと緑になって、小さな白い花も。
頭上に華やかな桜、足元には地味なハコベ。いよいよ本当に春です。
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