黒板の裏側で~おうみ進学プラザの毎日~

おうみ進学プラザは滋賀県の学習塾。困って、喜んで、泣いて、笑って、そして時々怒って。塾のドラマを実況中継します。

カンカン照り、セミの声。そして雷鳴と土砂降りの夕立。もうコロナの季節は去りました…というのが希望ですが。

2020-07-21 19:08:45 | Weblog

『自転車がシュルシュルと、並木の中に吸い込まれた。緑が頭上を覆い、木漏れ日が無数の光線になって、シャワーのように降り注いでいる。光の粒がまだらもようを描き、体の上を駆けていく。五分ほどで並木を抜けた。うしろを振り返ると、モコモコした森の中に道路が呑み込まれている。まるで童話の絵のようだ。たしかに「杜の都」なのである。』
以上は、石田ゆうすけ著,『道の先まで行ってやれ』,幻冬舎文庫 からの引用で、「仙台の光のシャワー」の部分です。
仙台には何回も、何十回も行ったけれども、そういうことを感じてない私。感受性の差ですね。次回は…うむ。
石田ゆうすけ、ただの冒険自転車野郎じゃないなあ。文章がパワフルで繊細。描写が美しいのに嫌みが無い。自慢しない。
アマゾンで探して、ドドーンと全部買いました。古本なので1冊が50円とか120円など。送料がかかりますけど、なるべく同じ古本屋で買って節約す。この人の本を片っ端から買って、約3000円なり。小さな夏の贅沢。
コロナの圧迫下、頭の中で自転車旅行です。スイスイ♪
【おうみ進学プラザの近況】
ベテラン組が感染拡大防止について、注意喚起のメッセージカードを用意しています。
若者よ、特に気を付けてください。
高校生も意外に行動範囲が広いらしいから、くれぐれも。
このまま感染が拡大したら…逢坂の関を閉鎖するような事態が…うむむ。色々なケースを想定して備えておかねば。そして、慣れず、飽きず、緩めず、粘り強く防止手順徹底で。
事務センターにフェイス・シールドが届きました。マスクにフェイス~に、こういうものが必要になるとは、あ~ぁ。
授業で使うつもりですが、私に似合うかと言われると…そんなことを言っている場合じゃないですね。
夏の指導プログラムも、用心に用心を重ねて準備中。学習イベントは人数制限があります。これは仕方ないです。担当者から「希望者はお早く」とのこと。
夏期講習会のオリジナル版テキストが印刷、製本完了です。事務センター・福富氏のIT技術と熟練のお蔭で、今年度の
「ピンチをチャンスに」、
After the storm comes the rainbow.
と、「琵琶湖にかかる虹」を表紙に。
このテキストで、気合十分&栄養満点の爽やかな夏を。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

孤独な夏の準備。静かに、ものすごく頑張って解きました。たくさんの資料を読みました。疲れたー。

2020-07-20 19:05:40 | Weblog

晴れの月曜日。
感染拡大、止まりません。数字にマヒしてきたのか、ものすごい人数なのに「東京が180人程度なら、200人を超えてないから…」と、頭の中がインフレ。
慣れて、ゆるくなってはいけないから、塾としても引き締めていかねば。
明日の会議で社内の対策を点検して、さらに…。
本来は夏の学習指導に全力を集中すべき時なのになあ。ま、感染防止と学習指導の両立。パワーを2倍にも3倍にもして頑張るのみ。
今日は朝から本社事務センターへ。
「その教材の資料は僕が作るからダイジョーブ」と…安請け合いか。
入試問題を丸ごと解いて、解説用の資料を作る。
この場合、解答は見ずに本気で解きます。この作業は元々が好きなので。
よっし!と説いて、正解を確認。
それから、正解以外の語句などを調べます。
正解は ウ だけど、なぜ ア ではないのか、イ は…エ は微妙だけど、ここが違う。念のため ウ を詳しく説明しておくと…というメモを作っていきます。
ところが、難問かも。解けない。ギョッ。
「この問題、おかしいんじゃないか!」
「これって、本当に解けますか???」
いや、読み返してみると、そして図をしっかりと見ると、ちゃんと解ける。やっと正解にたどり着いて、生徒と同じ状況です。
「生徒の気持ちがわかりますね」、ではなくて「生徒と同じ。まったく同じ」のオジサン。
こうして作業は半分だけ終わりました。かなり疲れましたー。
地味な準備で、パワフルな夏期講習会へ。

次、本題のSTU48の重要な情報を。「そんなもん、要らん!」…いや、そういわずに。
1,やはり最後発グループで6番目。(東京秋葉原の本家・AKB、名古屋・SKE、大阪難波・NMB、博多・HKT、新潟・NGT)
ステージなどが「うむ。低コストで運営されとるかも」という印象。
2,地味。
3,それだけに皆が一生懸命です。ローカル公立高校の野球部みたいな感じです。
4,小型の編成だから、公演の動画に御三家が…花形のセンター・瀧野由美子、岡山美人の沖侑果、将来は指原莉乃の後継者になりそうな中村舞が御三家で、これを決めたのは私です…が出演する確率が高い。命中率が高いのです。
5,持ち歌が少ないから、公演ではAKBの名曲メドレーのような構成で、「十年桜」や「絶滅黒髪少女」など私が知っている曲が多い。
こんな困難な時期にも、瀬戸内海沿岸でSTU48は粘り強く活動している。
私たちも頑張りましょう。
「暗闇」から「出航」、「風を待つ」です。夏の瀬戸内海へ、琵琶湖へ。
*いずれもSTU48の曲名。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クマは1000円で、東京タワーは10000円。

2020-07-19 18:22:50 | Weblog

夏かも、という晴れの日曜日。
もちろん自転車で琵琶湖方面へ。稲がどんどん育っています。用水路には魚も。
特に用事もないのに、田んぼの道をぐんぐんと自転車で走るオジサン1名でした。
【考察・日本の芸能史】「芸能界における観阿弥・世阿弥と、村芝居と、そしてSTU48動画配信」。
歴史で室町時代、足利義満の北山文化、世阿弥が登場。「この時期から芸能界というものが誕生しましたね。お金と権力のある人たちが芸能人や芸術家を後援して、文化が花開いたのです」という流れ。
私、純正種の田舎者で、村では収穫期の後で秋祭りがあって、お神輿とダンジリが巡る。今では軽自動車に乗せて回ってますけど。
その祭りでは芝居があった。芝居小屋ができて、おそらく大阪あたりから来た大衆演劇一座が公演する。地元のお金持ちや商店が金封を投げると、芝居の途中でも「いただきましたるは〇〇様から、金一封ぅ~、1万円なりぃ~♪」と大声で紹介していました。懐かしい。競って金封を投げ込む富裕層。
で、現代IT社会。
STU48のアイドル・中村舞がショールームで動画を配信している。
今日は〇〇を食べました。〇〇ちゃんと買い物に行って□□を買いました。
そういう「たわいない話」ですが、それぞれのメンバーの個性が見えて、オジサン(匿名希望、滋賀県在住、学習塾勤務)は「この機転、この性格はいったいどこで…」「そんな苦労があるのか。泣くな。がんばれー」などと感心しながら見ているらしい。変な図か。
配信の途中で「〇〇さん、クマありがとうございまーす」とか「〇〇さん、東京タワー、ありがとうございますー」と言っている。
クマ … 視聴者が1000円をネット会社に支払うと、中村舞に30%程度が入る。
東京タワー … 10000円を払うと、やはり30%程度が。
過去の例では、AKB48チーム8の下尾みうの一晩の動画配信で東京タワーが林立して226本というケースがありました。計算してみると、1時間あまりの配信で、高校生だった彼女は678000円を獲得したことになりますが…その中から芸能界ビジネス関係者が上前をはねるのかなあ…アイドルの世界は奥深いのだなあ。
この仕組み、村芝居と同じ構造ですね。IT時代の村芝居。
一転!
感染拡大が続いています。滋賀県は比較的落ち着いた状況ではありますが、しかし油断できない。これから先、連休もあり、夏休みもあるから、警戒続行、防止手順徹底で。
「交差免疫」は日本人にとっては心強いが、だから大丈夫というものではない。
写真は夏に向かって学習プログラムを説明する先生たち。
そして社内の研修で南草津教室に来た佐伯先生(野洲)。アウェーでの授業です。
古久保先生から色々とアドバイスしてもらっていました。
これで研修は終わりかと思ったら、「次は個別指導WithUの講師や生徒のようすなどを勉強したいので」とのこと。
野洲教室では、福井恒誠先生が次亜塩素酸水と殺虫剤と大型扇風機で生徒たちを守ります。
生徒諸君よ。先生たちの頑張りに続け。
間に入れたのは夏…まだ梅雨かも…の琵琶湖畔。稲が育っています。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

また新しい単語「交差免疫」が登場。そして社内では、派遣研修が続いています。

2020-07-17 23:15:18 | Weblog

朝からジャワジャワとセミの声。初めて聞きました…既に鳴いていたのかもしれないが…今年の夏の一番乗りですね。しかし、梅雨が明けて、そしてコロナ感染拡大もおさまってくれないと「ついに夏が来たぞ!」とも言えない気分。
各地の現場、感染防止対策を粘り強く確実に続けています。このまま!気を緩めずに頑張り抜きましょう。「つまり東京が…。大都会の若者が…」とブツクサ言いつつ、とにかく耐える。
生徒が「学校ではこんなことまでしてないよ。なんでこの塾は…」と。いやいや、徹底的に。生徒も手洗い殺菌、体温測定にマスク、嫌になってきたかも。それでもみんなちゃんと手順通りにやってくれます。
昨日のクラスでは、またも確認テストで100点満点を。「そうそう簡単に取られてたまるか!」と言ったものの、解き終えた後で自分で点検している。記述式の部分も書ききっている。生徒との攻防。問題がしだいに難しくなる。これからが楽しみです。
図書館で借りた本、大ヒット。
『地図を破って行ってやれ!』,石田ゆうすけ著,幻冬舎。
自転車で各地へ。この人は7年かかって世界を巡ったそうですが、この本は日本国内を巡る。琵琶湖一周もあります。
高校2年生の時、陸上部の遠征で友人と二人で滋賀県に来て(筆者は和歌山県出身)、石山寺の旅館に宿泊。その旅館の女将さんが美女だったので、友人は「あの女将さんに会いたいから」と滋賀大学に入学。現在は和歌山県で学校の教師に。うむ。青春であり、人生である。ここに登場する旅館、塾の生徒の家ではなかろうか…思い当たるが…違うか。
MIHO美術館、甲賀忍者村、近江八幡の沖島などを訪ねながら琵琶湖を一周。
湖西の今津で泊まった福寿旅館は、ものすごく良かったそうです。湖西方面在住の社員がいるのに、このあたりの地元情報は聞いていません。秘密にしているに違いない。
筆者の滋賀県への印象は極端に良い。私、「うむうむ、そうなのか」と得した気分です。単なるサイクリングの本ではなくて、青春や人生を語って、それが適度で、ハッタリや嫌みが無い。この人の本、他にもあるらしいから、片っ端から読まねば。
【また新しい単語です】交差免疫。
「東アジアでは以前からコロナ型の風邪が流行を繰り返している。今回の新型コロナウイルス単独での免疫ではなく、以前の感染でできている免疫が役に立っているのではないか」と、これは国会での説明で偉い学者が言っておられました。
だからといって甘くはない。頑張らねば。
東京、相変わらずの状況。大阪もひどくなってきました。滋賀県、逢坂の関で止めねば。前川先生と、社員スタッフ全員への再度の注意事項を相談しました。みんなよくやってくれているけれども、スキをつかれないようにせねば。
写真は社内の研修で野洲教室から南草津教室へ派遣された佐伯先生。
「緊張していますー」と言いながら準備。
同じ滋賀県、同じおうみ進学プラザでも、生徒たちの雰囲気が微妙に違います。
授業の組み立て方が違うこともある。そういう部分を見学して、実際に経験して、そして改善していく。頑張れ、若者たち。
実は指導を担当するベテラン組もそれなりの緊張ですよ。
佐伯先生、授業の準備をして、生徒の入れ替えのときの掃除と除菌をして、いざ、初めてのクラスでの授業へ。
そして野洲教室。福井恒誠先生が次亜塩素酸水を補給しています。さらに虫を駆除するスプレーも。この教室では、巨大な扇風機が活躍しています。
後段は会議。
竹内先生が夏のプログラムを説明。
横田先生は、早くも来春の入試について最新の情報を伝達。春は来る。
そして前川先生も、こんな時期だけれども高校生を応援しましょう!と指示を出しています。みんなで元気な夏を持ってくるぞ。
ところで、間に入れた鉛筆。
中3男子が、こんなに短くなるまで使っています。これは見事。「#記述式」のあっぱれな成果です。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新しい単語。

2020-07-17 23:15:18 | Weblog

【新しい単語その1】エピセンター。
児玉龍彦・東京大名誉教授は16日の参院予算委員会の閉会中審査で、都内で感染者の集中している「エピセンター」(感染集積地)が形成されているとの見解を明らかにした。児玉氏は、「エピセンターの制圧を国の総力を挙げてやらないといけない」と指摘し、PCR検査の増強などの対応の必要性を強調した。
こういう方面の単語が増えていくのは悲しいが、やはり大変ですね、これは。
東京の感染者数、ものすごい増え方。
地方の学習塾の我々は…これはもう粘って粘って、耐えていくしかないです。
今日も「大丈夫ですか?」と聞いたら、「窓は全開です。体温測定と除菌も頑張ってます」と河合塾マナビスの北村先生。苦労を掛けますが、よろしくお願いします。
【新しい単語その2】量産型。
「量産型女子になってみました」とAKB48のメンバーが写真をアップしている。
すると別のメンバーが「量産型メイクをめざしたのに、強い女の子メイクになっちゃった」という報告の写真を。
何のことですか???
人間は試作型の個性それぞれでいいのじゃないでしょうか。
現代日本、色々と高速度で進んでいます。ついて行けませーん。無理して、ついて行かなくていい!…はい。
GoToトラベル、東京発着を除外して決行と。じゃあ横浜は、大阪は…。なんかウダウダ、グズグズしてますけど、これで大丈夫なのか。
私個人は当分の間「自転車でGO」だからいいですけど、しかし自転車では経済のテコ入れにはなりませんね。
雨のスキをついて自転車で図書館へ。
全部読んだはずの作家の本を発見す。面白そうなので、さっそく借りました。晴耕雨読…晴走雨読。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする