文化逍遥。

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長雨続く

2019年07月23日 | 日記・エッセイ・コラム
 関東は、例年なら梅雨が明けている頃なのに、今年は長雨が続いている。普段はエアコンに頼らない生活を心がけているが、こうなるとなんとか除湿しないと体にカビが生えそうで、ついついエアコンのスウィッチを入れてしまう。江戸の昔、庶民は「九尺二間」と云われる粗末な長屋で暮らす人も多かった。屋根は板葺き、窓は障子で、せいぜい雨戸しかない。雨戸を閉めてしまえば部屋はほぼ真っ暗。昔は、都市部の平均寿命は田舎より短かった、ということを最近聞いたが、さもありなん、と感じる。
 千葉市内の公立小中学校はエアコンがほとんど設置されていないため、今年から熱中症対策で1週間前倒しして夏休みに入っている。皮肉なもので、そんな年に限って梅雨寒が続いている。臨機応変に対応できないのが公務員。何事も、マニュアル通りにしか出来ない学校で勉強させられる子供は・・・と、嘆いてもどうにもならない。

 しかし、こうなると日照不足で農作物の生育に影響が出そうだ。スーパーなどで買い物をしていると、野菜や果物などの価格は、すでに高くなっているように感じる。西日本では、今年も大雨による被害が出ている。今週中にも関東では梅雨明けしそうだが、次は台風の季節でもある。他人事と思わず、非常時の対応を、心掛けておきたい。

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