King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

ブルズよさらば

2007年05月27日 00時34分08秒 | バスケ
やはりNHK hiのNBAの放送は、ブルズ対ピストンズの
第6戦でした。17日の試合ですが、現在カンファレンス
ファイナルがピストンズ対キャバリアーズで行われて
いてすでにピストンズが2勝というのはニュース等で
知っています。ウエストは、スパーズ対ジャズでスパーズ
2勝でこのままで行けば、決勝はスパーズ対ピストンズ
で間違いないでしょう。

ブルズは、ピストンズを破ったときと負けたときというのは
極端に差があり、やはりチームとしてまだ若いという評の
とおりでしょう。それもバックコートのふたりがだめだと
すべてだめという感じです。この日は、カークがだめ。
明らかに集中が切れている感じです。目の周りが赤くなって
いて病人のようです。最初からカークとベンゴードンを
そろって使わないほうが調子がいいんじゃないかとふと思い
ます。以前のブルズはベンゴードンが最後に出てきて試合を
ひっくり返してしまうという感じでしたが、今は最初から
カークがすべてを握っていて、どちらかでも調子悪いと
すべてだめというチームになっているように思います。

今後、カークの成長でチームも強くなるという人がいますが、
若い若いというものの、彼らは高校と大学でものすごい競争の
中から出てきたエリートなわけで、それがまだまだ若くて
成長するとか、うまくなるというのは疑問です。それに
20代半場の人が経験と実績により強化されるものと、失うものと
比べたらそのどちらからもムラがあるという特性は補正され
ることなく、ただ欠点として記憶されるだけでしょう。さも
なければ今のチームとの相性とか。で考えられるのは、今の
ベンゴードンとの二人をいつも一緒がいいのかということです。

どちらも調子よければ相当強いというのはこのままではこれ以上
はないように思います。それだけピストンズのチームの完成度が
際立ったゲームでした。ただ、ピストンズもセンタープレーヤーに
新戦力がなかなか育たず結局ウェーバーで今年はやったという
イメージであり、かつてのベンウォレスの磐石さは今はありません。
そこがスパーズとやったときにどうかということだと思いますが、
これは今から楽しみです。

それにしても我がラシードウォレスは愛嬌たっぷりでお茶目で
楽しませてくれました。外からのワイドオープンあり、ローポストでの
華麗なターンからのフェイダウェイあり、パワープレーやリバウンド
と見所満載でした。さらにお約束のテクニカルファウルもあり、
たっぷりと存在感を示しました。この男が犯すオーバーなアクションの
時の周りの反応も楽しめました。ラシードが後ろからリバウンドダンクを
したのをファウルをとられるとベンチのほうにまで戻って嘆くと
彼に噛み付くようにみんながほえていました。プリンスも真っ先に
怒りの一言をかけています。その表情から本当に味方を擁護する
一言とか叱咤激励ということでなくなにやってんだという怒りの
一言をほえているのです。

彼ほどのベテランをチームメイトとして真剣に怒るプリンスの
リアクションに感動しました。ラシードはあれがお約束という
のもしってやってるんだろうな。ピストンズは、最初のスタメン
のときは本当に強いです。それが控えのガードが出て相手の
ペーストか流れとかに乗ってしまうとファウルなどもかさみ
乱れたりしますが、後半すぐにまたスタメンがそろって出ると
修正されてどんどん得点していきます。シーズンの後半はこの
控えのガードも日替わりで出して調子を見ているときがあった
けどやはりハンターが筆頭なんだろうなあ。頼りない感じが
しないでもないですが、この日はスリーも決めて張り切って
いたからたぶん次も彼が出てくるのでょう。
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『イングリィシュ・ペィシェント』と黄砂とサイレン

2007年05月27日 00時02分05秒 | 映画
よいよ『パイレーツカビーリアン ワールドエンド』が
始まります。ということで、私も行ける日を計画しました。
月末ということもあり、どうなるか解りませんが、ぜひ見に行きたい
ものです。金曜日は雨の中のジョギングでしたが、今日は
暑い日でした。何日か前の32度の日より暑く感じました。
ですが、温度計は28度でした。そして例により、昼過ぎの一番
暑いときに走りました。

気になったのは、黄砂が襲い日本列島にも舞い降りているという
ニュースでした。先日の光化学スモッグに次は、黄砂とどうにか
してもらいたいものです。それに、布団などにつくとはたいても
取れないから外に洗濯物や布団は干さないようにというニュースでした。
そんなこといってもすでにうちでは洗濯物も布団も干した後でした。
これから戻ってしまうのは面倒です。それより、黄砂舞う中走っても
果たして健康被害はないのか、そのほうが気になりました。

外に出てみるとそんなもやった感じもなく風もありさわやかです。
日差しは強く、暑かったので日焼け止めは塗りましたが、すぐに
汗が出てこれではどれほどの効果があるかという感じです。
昨日は、雨の中タイムも気にせずゆっくり走りましたが、今日は
普通に走り、ふくらはぎは痛くならなかったものの、腰のほうは
板を差し込まれたような痛みを感じました。それでも09分で
終了してまずまずという感じでした。

昨日の夜見た『イングリィシュ・ペィシェント』を
走っている最中ずっと考えていました。
それは黄砂と砂漠の中のシーンと泳ぐ洞窟というつながりが
頭に去来したからです。
ウイレムデフォーが出てきて、ムースというスパイだったんだという
彼の履歴や彼の目的とこの名のない患者との間になりがありどうつながるか
そんな段々回想により物語が見えてくる過程に、彼が生きた証の
愛の物語や砂漠に戻らなくてはならなかった意味とか、現在彼を
面倒見ている看護師のサイード役のイギリス中尉への恋などを
いろいろ考えていました。

そして思ったことは、結局は不倫の映画だよなという結論と、
いやそれにしても日本人が同じシュチィエーションで撮ったら
こんなにもきれいにミステリアスに物語がつながらないだろう
ということを思いました。不倫の映画なんだけどその恋の
美しさとどんな状況でも恋は燃え上がるという女性客の感性を
くすぐりそうな構成にさらに現在の看護師とインド系イギリス兵の
健康的な恋とをオーバーラップさせて、それはそれは重厚に
甘く仕上がっています。結局は不倫の映画なんだけどね。

親友も死なせ、恋人も死なせ、自分の研究テーマさえ研究できない
身となってしまったその恋とは…。
ムースが追っていた写真を撮った男とは、死なせてしまった親友
だったんだろうな。一人で軍の写真を撮りに行くと別行動になった
時があったから。どうしてムースは目的を果たすことをやめたのか。
私も名のない男の告白で物語を終わらせる時が来たとは感じたけど
この映画は、戦争の悲惨さや矛盾を突くことがメインのテーマでは
ないけど、砂漠に権力者が引いた線と人の名のために起きた悲劇を
アフリカという文明発祥の地とあわせて効果を出していると思い
ました。サイードはこのときは結構ふっくらしていたんだね。
1996年の作品でアカデミー作品賞もとっています。

いろいろ考えさせてくれる心に残る作品でした。
コメント (2)
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