King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

今話題の甲斐路へドライブ

2007年05月28日 01時57分23秒 | 日々のこと
27日の日曜日は、風林火山で俄然盛り上がっている
甲府に出かけました。
なぜ甲府に行ったのか。
それは、温泉があり、富士が見え、おいしいものもあると
いうことで普通の人は行くのでしょう。
そして、今NHKで放送の大河ドラマが風林火山ですからね。
ハハハ、私の目的は実は、善光寺なのです。
そして、もうひとつは昇仙峡です。
最近見るテレビに、売れなくなったタレントや落ち目の役者や
スポーツ引退のコメンテーター達が温泉に入って現地のおいしいもの
を食べるという番組を数多く見ます。
その中で、昇仙峡がでたのですが、かつて私が訪れたときには
あのロープウェイのあたりしか行った事がなく、それも紅葉の
シーズンばかりです。

それが、新緑の甲府が紹介され温泉とおいしいものと自然と
というときの昇仙峡がとても印象に残り、渓谷沿いを歩いて
みたいと思ったのです。大きな岩が川にも山にも異様な景色と
最後はダイナミックな滝の情景が印象に残りこの目でみてみよう
となったわけです。
甲府には温泉に入りに日帰りで行きたいなとも思っていて
行く温泉も目星をつけていました。しかし、こう連日30度を越す日が
つづくと温泉はさすがに入る気がしません。

ただ風林火山は、なぜか私もみていてゆかりの武田神社などは
以前行った事があるものの現地に特別公開で風林火山の
軍旗の本物があるということなのでそれもみてみたいというのも
ありました。まあこれだけ見所満載ならいいドライブができそうです。

朝、9時半からのゆっくりスタートで雁坂トンネルを越えます。
このトンネル710円とお高いのですが、その土木的技術と時間的
効果を考えると仕方ないといわざるを得ません。
うちから最初の目的地、甲斐善光寺に着くまでに2時間です。
本家の善光寺と違い裏に墓地などあり、まわりは農家で随分
甲斐色が出ています。ここを訪れたのは、お戒壇めぐりをする
ことにあります。本家同様にここにもあるのです。そして、日本一の
鳴き龍というのがあり、それも試しました。

ここのお寺には数多くの言い伝えや伝説があり、一番気になったのは
牛の話です。江戸に大事に飼われていた牛がいて、ある日主人の
夢枕に三度その牛が現れ自分を甲斐善光寺にやってくれと懇願
したといいます。そして、おかしな事があると思っていたら牛はひとりで
甲州街道をまっしぐら、善光寺に着きました。そして一週間ほど過ごすと
江戸に戻り、久しぶりに見た主人は随分神々しい光臨を抱いた
姿にびっくりしたといいます。そして、その牛が30日ほどで死んだので
その牛の角を主人は善光寺に奉納したといいます。

その角が現在でも残っているということなのですが、この話はどこか
で聞いた覚えがあります。落語家か講談の演目にあったような気が
します。運送関係者や事業者がお参りするとよいとかそんな話だった
ような気がします。気になったので、現物と鐘楼のそばの五輪塔とを
お参りしました。その鐘楼も長野善光寺から信玄が馬でひきづって
きたものという言い伝えですが、どんなひきづりかたかちょっと無理があると
いう感じです。まあ天下人は天皇のお墨付きとか仏教のお墨付きとか
箔をつける必要があったんですね。そんな意味でもこの善光寺は
みておくべきです。

善光寺の後、信玄の墓とか武田神社に行き、風林火山のブーム
を味わってきました。結構他県ナンバーの車がいます。さすが全国
放送。信玄の墓にはNHKプロデューサーの塔婆が印象的でした。
そして、よいよ昇仙峡に行き、新緑ドライブと渓谷沿いの散策を
果たしました。駐車場はどこも一杯でかろうじていつも一台だけ
空いているという感じでした。まあ運がいいという感じ。そして、
最後に甲府県立美術館に行き、久しぶりにミレーの絵を楽しみ
ました。ここは、お金を払って常設展示のミレーを見るのもいい
ですが、園内の彫刻と散策だけでも十分楽しめます。

これだけ盛りだくさんで、以前は石和温泉に泊りがけで果たした
観光が日帰りでできてしまうのですから、道路事情がよくなった
ということです。今回、200Kほどのドライブでしたが、普段スキーの
日帰りは300K以上でスキーを5.6時間は滑るのですから、すごい
ハードスケジュールをこなしているんだなと改めて感じました。
それを毎週出かけていたんですからね。
コメント
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