King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

ノーベル賞に気になった事

2010年10月08日 09時12分15秒 | 日々のこと
昨日はノーベル文学賞の発表が
ありましたが、期待された日本へ
の受賞はありませんでした。

その前の化学賞では二人の受賞があり
久々の明るいニュースとして人々を
喜ばせました。

その報道に私は少し違和感を感じました。

当然日本の過去の受賞者の紹介があり、
湯川秀樹博士から小林益川理論までの
各受賞者が出ていたのですが、7時の
ニュースでも9時のニュースでもその
中に江崎玲於奈氏の紹介がなかったのです。

私が電子工学を学んだとき、この江崎
ダイオードの話は大変な驚きでした。

物理理論がそんなのなんになるのという
ものばかりなのですが、この時はじめて
物理理論が実証され実用された話を聞き
感動した思い出があるのです。

それから物理という授業も積極的に聞く
気にもなりました。

例えば大砲の弾の描く放物線も到達位置も
物理計算により求められます。

実は結構生活に密着した計算も物理の
進化により色々と便利になってきたの
です。

カーナビの位地計算も相対性理論により
正確になされるようになったように、
切り口を変えれば退屈な学問も興味深い
話に変わるのです。

理科系へ進む学生が少なくなっている
というニュースの中での懸念の話も
生涯賃金などという身も蓋もない話で
単純にくくるという見方からしておかしい
のではと感じてしまいます。

特に近年の学生の就職難などを考えると
最初から教育とか政治とか問題があると
思えます。

それにしてもなぜ江崎氏だけ紹介にもれた
のか気になります。
コメント
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