King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

雨が降っても

2010年10月21日 10時18分30秒 | 珈琲
新豆に囲まれるとにわかにわくわく
してきます。

新豆といっても、今まで焙煎した事、
味わった事がない豆ってことで、
新米なんかとはニュアンスが違います。

とはいえ、大概青っぽい新豆が多い
のですが、こういうのは水分が多い分
焙煎はしにくくなっています。

これは一般論で、私の場合枯れ切っている
カーキ色の豆は火の通りがいい分、焙煎が
早く進んでしまい狙ったところに行くのに
調節が頻繁に必要になるという傾向が
あります。

まあ一回経験してしまえば、こんなものか
ということで、いいのですが、人により
研究と称して何度も続けて焙煎を繰り返す
人がいます。

私は極端な焙煎はしないので、予想できる
のは何らかの不満が付きまとい何度も焙煎
を繰り返してしまうのだろうということです。

後は、香りで焙煎を進めると違う香りが出て
くるものと味が消えるものがあり、そんな
研究をするのかということです。

でも、どちらかといえば何度も細かい焙煎を
繰り返す人は、何らかの失敗を続けているか
自分の焙煎をまだ見出せていないかのどちらか
だと予想されます。

オンデマンドの焙煎豆屋では、お客の注文で
焙煎度を変える店もお得感が感じられますが、
私は売り手の信用として味が定まっていない
のではという懸念を持ってしまいます。

スィートスポットをはずしてもそれはお客の
側に責任転嫁しているように見えるのです。

私はマニアックな客や特別な嗜好の場合に
のみ焙煎度を変えますが、それ以前に試飲
していただき、焙煎度の理解をされた方以外に
焼き方はどうしますかなどとは聞きません。

豆を仕入れてうれしくなり、余所の事など
書いてしまいましたが、他意はありません。

ちょっとはしゃいだだけとおとりください。

興味を持たれたら試飲にお越しくださいね。

今日も焼いてみます。
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