King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

深く煎ったのあります

2013年09月24日 11時24分04秒 | 珈琲
急に朝晩は寒くなってきました。

秋の話題ということで、食を彩る秋の味覚が
紹介されるようになっています。

先日ラジオを聞いていたら、秋の味覚といえば
ブドウ、栗と上げていたアナウンサーに相手の人が
栗なんてどうしてという受け答えをしていました。

正に知的レベルを疑う会話でした。

なんで栗がだめなのかというとそんな安いものをと
いうのです。

安いからまずいのか、季節感がないのか。

とんだ教養の無さを露呈した瞬間でした。

マツタケとか高級食材を出してそうですね季節ですから
ねと会話したかったらしいのに、栗といわれて次が
出てこなくなり、なんでマツタケじゃなくてと非難したと
いうのですから。

今の季節、栗を使ったお菓子などは高くてなかなか手が出せない
ものも多いですし、人気の和菓子屋さんや洋菓子屋さんで栗の
名品も多くて、手に入れにくい品も沢山あります。

一方マツタケも産地の農産物特売所のようなところで買うと
一本一万円なんてのがざらですが、スーパーではもっと安い
ものがたくさん売られています。

相場的に高いというイメージと高級というイメージは壊したく
ないので、テレビなどの画面にでるのは一本一万円ぐらいの
ものばかりです。

私が印象に残っているのは、関西を旅行した時に大阪駅の
地下街でみた京都や兵庫産のマツタケが実に安く大量に売られて
いた光景です。

大阪でフグなどもコースが3千円からあるように、おいしいものが
安く食べられるのは驚きです。

産地に近いからという説明を聞きますが、それならなぜ日本で一番
の収穫量の長野のマツタケが現地の農産物直売所で一万円で
売られているのか理解に苦しみます。

ここら辺は東京を頂点にした中央集権的国家がいびつな商圏と
発展を築いてしまい、誰もそれをただそうとしてこなかった現代の
日本の姿があります。

自分の山だけ高ければいいという権力志向と一極集中は国家と
しては危険であり、災害の多い日本ならもっとリスクを減らすよう
国家設計すべきです。

とまあそんなことをいくら言っても一向に変化を見せるわけもない
のですが、季節は確実に巡り昨日まで熱中症で緊急搬送なんて
いっていたのが、季節の変わり目で風邪をひく人が続出となって
います。

テレビのコメンテーターも深煎りの珈琲が恋しいなんていう人も
いました。

深煎り=濃い珈琲ではないんですが、それはお客様が豆をたっぷり
使うかでも変わるし、深煎りで豆色と同様に抽出液が黒くなるかと
いうとそれも違います。

じゃあなんなんだという方は深煎りの珈琲を飲みにいらしてください。

当店では今季節のブレンドは『林檎』を販売中です。

これはシティーローストですが、今の季節にピッタリの味です。
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