King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

林檎を巡る困った話

2013年09月07日 15時32分29秒 | 珈琲
この季節の変わり方と焙煎について気になることがあり、
焙煎機をばらしてコンディションを整えることにしました。

焙煎環境を変えると味に少なからず影響します。

もちろん天候や湿度などの環境も豆の焼き上がりに影響します。

いつもつややかな香り高い豆を焼くことを心掛けていますが、この気温の
高い時期に油が回ったような豆を売っていると豆が古いんじゃないかと
勘ぐる人もいて、焼き上がりから油が出るくらいに焼くのがこの豆の一番
ベストだからと説明しても理解してもらえないこともあります。

一旦油が出てしまうともう味が悪くなっているという考えを持つ方も豆の
見た目を気にします。

当店には試飲して買っていただくという一番納得のシステムもあり、
大概の人は目を輝かせて購入を決めるという表情の変化も楽しめたり
します。

昨日のiphoneのどこも発売のニュースはネットでは日経、NHKと続いて
ドコモの会見で発売の予定がないと発表されなんと嘘だったんだと大騒ぎ
でしたが、夜になってNHKニュースでまた発表されてどうやら嘘ではない
スクープだったのかという何ともお騒がせな事件となりました。

当店の『林檎』は季節のブレンドとして発売されていつも通りの売れ方
ですが、これは昨年も飲んだ人だと説明はいらないのですが、初めて
の人や改めて説明を聞いてさらに試飲もしていく方もいます。

それだけ珈琲に林檎という意外性と味の意外性がおもしろく、ファンも
多いのです。

そして一番の特長はこの香であり、私にとってはこれは発見であり、
いつもうちに帰ったらこの香がしていてほしい香りです。

とはいえ、現代人はお気に入りの香りは色々持っていて、自然の
季節の香りとかあるシーンに特定の香りがあることさえ忘れています。

口で香りの説明をすることもバカらしいですし、同様に味も言葉に
するにはあまりに困難なこともあります。

それにこの珈琲に限って、結論を言ってしまうと選ばれなくなるという
決定的なこともあり、簡単にどんな珈琲ですかの答えを言いづらいもの
となっています。

まあ気になった方は飲みに来てみて。
コメント
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