King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

ポチリそうなのこらえて

2013年09月17日 13時11分02秒 | 日々のこと
昨年からいくつもの物欲から逃れてきました。

雑貨小物から、商売用の棚揃えから、諸々の本や雑誌、
通信端末や電子書籍などなど。

物を買うことを止めること。

物に寄ら無い生活とか。

衝動を抑えるのはいいことなのか、無駄なのか。

情熱の浪費なのか、衰えなのか。

妄想は続きます。

そもそも昨年の夏に、本屋店頭でヤンセンのビーストが
実際に手にできるというので、買おうとして以来この
衝動が起きてからそれと戦う癖がついています。

つまり、このビースト購入欲求はまだ果てしなく続いて
おり、克服はしていません。

続いてまた今年の夏本屋店頭でどくろの形をしたパズルに
著しく欲求を刺激されもう少しでかってしまうところでした。

それを止めたのは先のビーストを止めたことを思い出した
からです。

あれも買わずに止められたのだから、いや止めているのだから、
これは買ってはならないのではないかという論法です。

そして、次はラジコンのヘリコプターです。

これは最近テレビでも空撮はリモコンのヘリでやるようになり、
自分も撮影と操縦がしたいという欲求が生まれました。

このラジコン歴に関しては古い欲求と失敗と歴史があり、
いくつも残骸がまだ倉庫に眠っています。

一番ひどいものは一度遊んだら二度と取り出すことはないと
言った具合です。

あのお掃除ロボに興味が湧くように、男子は機械物にひかれる
のです。

1/10ラジコンカーや結構な時間とお金を浪費したものもあり
ました。

ラジコンヘリを諦めようとして飛行時間が5分程度なら結局ろくな
ものが撮れないと思うようになり、ならば戦車にウェッブカメラを付けて
走らせたらどうかといろいろ検索したら、所ジョージの世田谷ベース
にぶつかり、放送を見てしまったら今度は大きいラジコンの戦車が
欲求の標的となりました。

はるか昔、タミヤの模型でジオラマとか作った時代は天井から
メッサーシュミットをぶら下げ、高架砲やら機銃装甲車やらを
棚に並べていましたが、そんな時代に一つやり残したと思った
ことが、大型戦車の組み立てでした。

友人のお兄さんがそれを作っていて、キャタピラまで一つ一つ
組み上げるそのディテールの細かさに感動したものでした。

しかし、当時の小遣いでそれは買える物ではなく、高校時代
さらに高額な収入をバイトで手にするようになった時に興味は
真空管のアンプとかラジオとかに移っており、やり残し感は
どこかに行っていました。

世の中はどんどん変わり、大型なラジコンさえ手にすることも
まして実際に車を手に入れるようにも家さえ手にしなくては
ならないようになると子供の時の夢もかなえなくてはならない
かなえてもあまり意味がないことになってしまいました。

とはいえそれはまた違う意味を持って突然目の前に現れたり
して、昔の欲求をうずうずしと刺激したりします。

昔はできなかった高度な塗装もエアブラシまで備えていますし
手塗しかできなかった当時より、よりリアルな味も手にできるのです。

そして、小型ルーターや基盤を組む技術やら改造も知識も昔
とはけた違いで、やろうと思えば所ジョージが番組で作っている
戦車くらい自分でも作れるのです。

しかし、時代は今や3Dプリンターの時代で、より緻密な造形物を
創造して出力する方がより現実的な気もしたりして、よりこの妄想の
世界も複雑になり、ただタンクを諦めるのかという簡単なことでなく
なってきています。

そして、多くの夢を見ては諦めきれずに来た人生としては、多くの
他の同輩たちと自分の違いを比べては人生の要諦は夢を叶え
すぎないことだと結論づけたことがあります。

私が今の齢で未だにバスケットを楽しんでいたり、スキーをやって
いるのは、他の人が普通に子供時代や学生時代にやり尽くした
という結論を得ていないから未だに続けているわけで、これは
悪くないと思っています。

それは例えばスキーで言えば検定で一級をとるという目標を掲げて
若い時に取ってしまったとか、学生時代に部活で地域大会に出た
とか、一定の成果を出してやり尽くしたと思ってしまった人たちは
次の大人の興味なり趣味の世界に移っていくのです。

ゴルフだったり、登山だったり、海外旅行だったり。

たまたま自分は色々やり残したことが沢山あり、未だにバスケットを
やり、スキーをやり、大型戦車に夢を抱いたりしているという違いを
肯定的に見て、何ごともやりすぎてはいけないのだとうそぶくのです。
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台風一過

2013年09月17日 09時45分07秒 | 日々のこと
台風が過ぎて、一点の曇りのない空と猛烈な
暑さがある物と予想したら、意外とさわやかな朝でした。

風が冷たく、空の色もヒヤッとした感じの色です。

会社勤めの時には、台風というと西武線が止まりどうやって
帰るかという心配をよくしたものです。

そして、山間部では土砂崩れがあり、国道も通行止めに
なったり植林した木が山ごと崩れたりという被害もよく
目にしました。

東京に接するその山まで同じ秩父市と報道されるので、
よく秩父に警報などが出ると心配した知人などの連絡が
来ます。

似たようなことが関東地域、日本というくくりでも起きている
ので、テレビで見る各地の悲惨な災害も他人事ではあり
ません。

そんな災害がやけに多く感じるのは私だけでないはず。

しかし、これこそが自然の業であり、それをああだこうだ
言ってくる人に惑われされないようにしなければなりません。

この空のように一点の曇りもなく平穏心を静めて、珈琲の
香りに心落ち着かせしばしの休息を得ます。
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