最近の話題で一番ショッキングだった話題とはマルコメの生産ラインナップについて
です。
マルコメの味噌は日本で一番の味噌会社ですが、その生産全商品が出汁入りなんだ
そうです。つまり今や各家庭でみそ汁は出汁をとるという文化がなくなりインスタントと
境がなくなりつつあるのです。
それは泊まる旅館の味噌汁でも感じることですが、かなり高い高級リゾートの旅館でも
朝の味噌汁はお客が種が入った椀に味噌汁を注ぎいれネギなどの薬味を入れるという
スタイルが殆どです。
宿に泊まって増えるワカメでない生のワカメで作った味噌汁が出て来るなんてことは
ないのです。これは逆に農家体験旅館とか料理を売りにするペンションとかこじんまりとした
宿に行かないと味わえないことなのかもしれません。
しかし、インスタント化はどんどん進んでいてコンビニのような料理が自宅でも簡単に
作れる調理器具も普及しているのです。それは電子レンジなどの温めるだけの調理から
電気圧力鍋などご飯が炊けたり複雑な煮込み料理が簡単にできるなどその出来が目を見張るもの
であり、魚焼き機なども昔の七輪で焼いたもののイメージから遠く魚焼き機なのに煙も匂いも出ない
というものもあります。どんどん便利で一人でも困らないという道具の進化で独身が増えるわけだと
思わせます。ただ、最近の流行りとしてキャンプがあり、ひとりでも冬デモキャンプするのが流行りとか
というのはこの便利すぎる世の中への裏返しで孤独を楽しんだり、不便を楽しんだりする人がいると
いうことでしょう。
反面本格本物を楽しむという事がないがしろになっていないかという気もします。
楽をして済むのなら何も苦労していばらの道を行くこともないと誰でも思います。
しかし、そこを通らないとたどり着けないことも世の中あるのです。
本格本物を味わうには欠かせないものというのは存在します。
キャンプの場合、その甘苦を味わうようなもので別にその先のゴールを目指すより
甘苦だけをクローズアップしているような気もして本来の味わうべきものとは違う気も
します。
そんなことをあれこれ思うときにこの三月という季節の持つ特色が強くイメージされ
人々が持つ終わりの季節でありけじめの月のような中に人々はどんな思いと味を求めるかと
自問する時にふと昔学校で聞いたこの曲のイメージが重なるのでした。
それが『早春賦』であり、これは完全な恨み節のような歌詞でしかし、まさにこの時期の事
はこの歌のままなのです。
先月と違う深まるチョコ味からそこに浸っている自身に喝を入れこの季節を乗り切りたいと
思いブレンドしました。先月からのイメージの切り替わりを堪能してください。