King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

沈丁花とつぐみと

2019年03月19日 09時24分18秒 | 珈琲

昨年の記録を見ると毎週スキーに出かけその間に葬式やらお見舞いやら

通夜やら講習会に決算に年末調整と怒涛の期末の様子がうかがえる内容に

なっています。

 

ところが今年は今月に入り遠出は講習と法事と近所の葬式だけとなにやら

俄かに引きこもり状況になって来てそれでやたらと詳しい花粉症事情の検証やら

薬ごとの効きぐわいとかそんなことばかりが記録に残り、新しいものに出会うと

いう事態に至らない感じになっているのではと月も半分すぎ後半になり危機感と

して感じるようになっています.    

 

とはいえだからとすぐにでも色々と足を延ばしてという状況でもなく、なにかに

囚われて今しばらくこの季節に付き合わなくてはならないのかという感じもします。

 

昼間出歩けない時にはよくシネコンに出かけたりしましたが、今は見たい話題の作も

なく、小品的に気になる作はあるもののそれでは重い腰を上げるには役不足という

状況です。

 

そんな寂しい状況に季節はすすみ、庭のアンズは咲きだし、沈丁花も香ります。

 

引き籠る早春賦の今に季節は猛烈に春に向かいすすんでいて花は咲き、冬のような

風が吹く中、花の香に満ちています。すると鳥たちも色々な鳥が庭を訪れ、今まで

見た事のないような鳥や鳴き方を聞きます。

 

そんな変化が毎朝飲む珈琲にも変化を与え、香りと一口ごとの味にも変化を

与えます。それをとらえ感じまた次の珈琲に思いを馳せるという重要な時間が

朝の珈琲タイムです。仕事に忙殺される最中に飲む珈琲にもあああの味をという

欲求が急に湧いたりするのも沈丁花と梅や他の花々の香りと猛烈な花粉症と気分を

乱す大波に意識の集中が対ー峙した時また新しい味の欲求も生まれます。

 

それが大海の中の小島の珈琲産地だったり、火山のグアテマラの山々の中の味だったリ

自身は引きこもっていても気分は世界を巡るのでした。

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