昨日の夜のニュースでは山の遭難が相次いだというのがありました。
私の良く知るスキー場から登る山からの滑落やら道に迷った人やら山から下りられず
凍死したとかいうものでした。
この報道のスタイルは安易な計画での登山の危険性とか春の山はまだ冬だというもので
そんな安易なものではないだろうといつも思います。これはいつか深く書くとしてそれらを
見てもう一つ気になったのは、その登り口のスキー場のコンデションのよさです。
スキー場が呼んでいるような映像でなんとも複雑な感情や思いが去来するのでした。
さて、ここのところ多いのはどんな豆がありますかというものです。
当店にご来店のお客様はご存知なのですが、いつも季節ごとにブレンドしている
季節のブレンドはサービス品で特に季節に飲みたい味を提供するものです。
というのも季節を感じその移り変わりに思い致すことの少ない現代人に自然のすばらしさと
人間とのかかわりとか人の生をもう一度考えてもらいたいという思いもあり、スペシャルティでも
滅多に手に入らない希少豆でもつぎ込んでブレンドして今の季節と今の気分にふさわしい味を
追求しています。ですが、いちいち使った豆を反映して値段を決めるようなことはせず
まずは知ってもらう事からとずっと1000円の固定でやっています。
もともと当店の様にスペシャルティとレギュラー品を同列に扱う店は少なく、とかく単一農園もの
とか農園直取引とかいうものが幅を利かせています。前にも触れましたが、そのスタイルの危険は
簡単に考えれば解ることで、政情不安や自然災害の多い地球規模でのコーヒー生産地は常に良い品と
いうのは変わります。農産品ですからそれは避けられないことで様々な理由から良品でもとても安く
入ったり、たいしておいしくなくても高い物とか流行り廃りで高値のままとか味と値段は常に乖離して
おり、少しでもその実力の一端を知り自身の好みの味を知ってもらいたいという思いをしてきたことと
このスペシャルティの豆と同列の扱いのレギュラー豆の品揃えがあるわけです。
これからはもっと単純に書きますが、当店に来店してすぐに在庫の表記を見ていただけばその日の
焼けた豆のリストを知ることができますが、レギュラー品の豆などは書かないことが多いのです。
コロンビアスプレモとブラジルサントスNO2、マンデリンG1などは大概いつもあるのですが、
一般店舗さんは買い求められますが、一般の人はどうしてもスペシャルティに目が行くようです。
それでは今あるものといえば、ニカラグアSHGカサブランカ農園、パプアニューギニアパラダイスプレミアム、
ブラジルビッグウエスト、エチオピアシャキッソハニー、同じくナチュラルとモカマタリです。
エルサルバドルのバカマラは複数の豆があり、焼けばタンザニアスノートップ、東ティモール、
エクアドルアンデスマウンテン、などなど他にもあるけどあまり売りたくない希少豆等いろいろ
あります。
ペルーやメキシコ、インド、インドネシア、ジンバブエ、ホワイトキャメルなどです。
前日までに銘柄指定して買われる方もいますが、最近は圧倒的に焼けている豆を試飲して
買う方が多く、店主の不在確認だけする人が増えました。
吉田の道の駅にも置いてあるのでご利用ください。
ブラジルサントスNO2はいつもここにあります。300g960円と手ごろさと味で選ばれて
いるようです。ドリップパックなどもあります。
ただ、マンデリンにしろモカマタリにしろ本来の味を知っていただき、ブラジルの基本の味として
ブラジルサントスNO2も記憶にとどめていただきたい味です。
試飲いただけると最近感じた豆に関するお話や事件など紹介いたします。