King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

『バットマン対スーパーマン』鑑賞

2020年06月27日 10時41分34秒 | 映画

雨が朝から降るとどうしても客足も遠のきふと静かになる午後の

カウチ時間ですが、そんな時にみる海外ドラマも時に違う系統のものが

見たくなります。そこで気になったのが最近の映画ですが、このバットマンと

スーパーマンが戦うという荒唐無稽な映画も見たいものでしたが、BSで最近

やっていたのに見逃したというのもあり、アマゾンで見つけたときには

小さい画面ながら見てみました。

 

そうすると大型化したバットマンが自分の会社のビルをスーパーマンに壊されて

仲間が死んだり町が破壊され邪魔な地球外生物と敵愾心を増すという冒頭のシーンから

あこれは続編の映画なんだと気が付き、先に『man of steel』を見なくてはいけなかったのかと

後悔したものも遅しであらかた物語が進んでしまってからでした。

 

映画でスーパーマンシリーズは何回も作られているもののそれと違うところはまず最初に

いえるのはマーベルの総花的なヒーローがみんな揃って戦うという映画がヒットしたことから

これもDCコミックのヒーローをすべて出して戦うものを作る前段として作られたようで、

もともと無理のあるストーリーながらなにかしらこじつけて最初はスーパーマンもバットマンも

敵対していたというところから見ている側は早く一緒に戦えよとずっと見ているのです。

 

でも無理のあるストーリーということでは今までの映画などでスーパーマンの弱点がクリプトナイト

なる鉱物でこれは宇宙由来のもので今まではクリスタルとされていてスーパーマンが乗ってきた

宇宙船にあるというもので北極にあったりするのですが、カンザスの田舎に暮らすというのは変わって

おらず田舎の父がケビンコスナーで地球に暮らす術を指導され、実の父の保存された意識からは

地球人とクリプトン人の橋渡しとなるよう教えられるというそのクリプトンの父がラッセルクロウと

実に豪華なのです。ケビンコスナーの奥さんつまり地球での母役はダイアンレインという往年のビッグスターが

出ていてバットマンはベンアフレックなのですが、これは誰もネットの感想などでも突っ込まないのですが、

アクションに切れはなく、テンポもずれているのが見え見えでやはり今までのスケールより大きくした分

実際の肉体と鍛錬と特殊なスーツだけで戦うのと宇宙人のスーパーパワーでは太刀打ちできない感じは

強いのです。それをクリプトナイトという放射性物質で勝とうとするのですが、そもそもそのクリプトナイトは

ある富豪から盗んだものでその富豪はゾッド将軍というクリプトンで反乱者として幽閉されていた軍人で

クリプトン星が崩壊して拘束が融けて地球にやってきたというこの映画では最初死体で登場するのですが、

後は怪物の姿で登場するので前作に続く登場ながら存在感は化け物という感じしかないのです。ですが

これは顔をみると日本の田中要次そっくりのマイケルシャノンという脇役で光る存在なのです。それに田中要次に

も似ているので日本人にもインパクトが強いのです。田中要次より役者としての実力や演技力は上でしょうが

この作品では死体の役としてセリフはなくギャラが発生したのか不明です。

題がバットマン対スーパーマンとなっていてバットマン中心の物語として始まるのですが、物語のリズムや

描写が断片的だったり回想シーンだったり弱点として肉親や恋人やそれぞれとられたりという物語的に

すっきりとしない部分もあり、見ていて爽快な気分になったり、破壊や悪の崩壊でカタルシスに至るという

感じでもないのです。それにこの手のスーパーヒーローものにつきものの科学的整合性がないというのも

毎度のことでないついでに次々にスーパーヒーローを時代も合わないのに無理やり登場させたりして、力のない

人間は特攻していくというなんともやりきれないシーンもあります。最後の敵の葬り方も特異点をつくりそれに

吸い込ませるというのも宇宙をあちこち旅するというのもスーパーマンと同じところにたどり着くというのも

すべて漫画だからできることでそんな無理を思えばくだらないとなるのですが、一応最後まで付き合いみて

しまったのでした。

コメント
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