King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

月光ラン

2013年09月18日 09時54分46秒 | ジョギング
昨日の夜はまぶしいほどの月が輝く夜でした。

その煌々とした青白い光を浴びて走る夜は気分最高でした。

そして、気温も今までのだらだらと汗が流れる感じとは打って
変わってからっとした冷たい風がさわやかです。

それにつれてペースも上がり、久しぶりにランペースでの走りが
楽しめました。

昨日は、Bコースと名付けた荒川を越えるコースです。

13K強のコースですが、最近はいたるところで走っている人に会い、
何かと刺激になります。

いつもは見えない路面状況も月明りでどこも見えていつもに増して
走りやすく、普段は見切りで着地と蹴りだしをしてたことを思うと
ロスが随分多かったのだと思います。

よく暗闇の階段で一番最後の段に着地した時普通より強い衝撃を
受けてびっくりすることがあります。

ほんの何ミリの差で、まだ床面ではないと思っていたのに実際は
それより早く床に足がついてしまい足の裏に衝撃を受けた感覚を
受けるそんな経験をしたことはないでしょうか。

その感じをいつも真っ暗闇のランニングではやっている
ようなもので、まるで見えない坂道のようなところはやむを得ず減速
して走ることもあります。

昨日のように明るいとそんな普段は真っ暗闇のところもしっかり
地面が見えるので、随分走るのが楽です。

そういった不確定要素がない走りで、リズムや不要な減速がなく
思い通りの速度が出せるというのはつい高速道路でアクセルを
踏み込みたくなるのと同じで、出せるところでは出してみたい気に
なります。

ついこの間まで全身を覆う汗の層に皮膚呼吸もできないような
息苦しさを感じて走っていたのに、月明りと涼しい空気にこうも
快適さを見出すとは不思議なものです。

というのもこのペースで走り続けることで到達できる心地とか境地
というものが実在していて、やはりジョギングモードとランニング
ペースでの走りでは一線を画する感覚があるのです。

それも自分の限界を探るかのようなぎりぎりをたどって感じるもの
も走ってきて見える景色とか空気とかが確実にあり、それを経験
するとさらにその先のものが見たいという欲求もあるから人は記録に
挑戦したり、自分に挑んでみたりするのかもしれません。

真夏のもう自分はこのままずっとジョギングモードでしか走れ
ないのではないかといった消極的な考えも払拭されひとまず
一安心です。

そして、その走りでの気持ちよさを感じた一夜でした。
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ポチリそうなのこらえて

2013年09月17日 13時11分02秒 | 日々のこと
昨年からいくつもの物欲から逃れてきました。

雑貨小物から、商売用の棚揃えから、諸々の本や雑誌、
通信端末や電子書籍などなど。

物を買うことを止めること。

物に寄ら無い生活とか。

衝動を抑えるのはいいことなのか、無駄なのか。

情熱の浪費なのか、衰えなのか。

妄想は続きます。

そもそも昨年の夏に、本屋店頭でヤンセンのビーストが
実際に手にできるというので、買おうとして以来この
衝動が起きてからそれと戦う癖がついています。

つまり、このビースト購入欲求はまだ果てしなく続いて
おり、克服はしていません。

続いてまた今年の夏本屋店頭でどくろの形をしたパズルに
著しく欲求を刺激されもう少しでかってしまうところでした。

それを止めたのは先のビーストを止めたことを思い出した
からです。

あれも買わずに止められたのだから、いや止めているのだから、
これは買ってはならないのではないかという論法です。

そして、次はラジコンのヘリコプターです。

これは最近テレビでも空撮はリモコンのヘリでやるようになり、
自分も撮影と操縦がしたいという欲求が生まれました。

このラジコン歴に関しては古い欲求と失敗と歴史があり、
いくつも残骸がまだ倉庫に眠っています。

一番ひどいものは一度遊んだら二度と取り出すことはないと
言った具合です。

あのお掃除ロボに興味が湧くように、男子は機械物にひかれる
のです。

1/10ラジコンカーや結構な時間とお金を浪費したものもあり
ました。

ラジコンヘリを諦めようとして飛行時間が5分程度なら結局ろくな
ものが撮れないと思うようになり、ならば戦車にウェッブカメラを付けて
走らせたらどうかといろいろ検索したら、所ジョージの世田谷ベース
にぶつかり、放送を見てしまったら今度は大きいラジコンの戦車が
欲求の標的となりました。

はるか昔、タミヤの模型でジオラマとか作った時代は天井から
メッサーシュミットをぶら下げ、高架砲やら機銃装甲車やらを
棚に並べていましたが、そんな時代に一つやり残したと思った
ことが、大型戦車の組み立てでした。

友人のお兄さんがそれを作っていて、キャタピラまで一つ一つ
組み上げるそのディテールの細かさに感動したものでした。

しかし、当時の小遣いでそれは買える物ではなく、高校時代
さらに高額な収入をバイトで手にするようになった時に興味は
真空管のアンプとかラジオとかに移っており、やり残し感は
どこかに行っていました。

世の中はどんどん変わり、大型なラジコンさえ手にすることも
まして実際に車を手に入れるようにも家さえ手にしなくては
ならないようになると子供の時の夢もかなえなくてはならない
かなえてもあまり意味がないことになってしまいました。

とはいえそれはまた違う意味を持って突然目の前に現れたり
して、昔の欲求をうずうずしと刺激したりします。

昔はできなかった高度な塗装もエアブラシまで備えていますし
手塗しかできなかった当時より、よりリアルな味も手にできるのです。

そして、小型ルーターや基盤を組む技術やら改造も知識も昔
とはけた違いで、やろうと思えば所ジョージが番組で作っている
戦車くらい自分でも作れるのです。

しかし、時代は今や3Dプリンターの時代で、より緻密な造形物を
創造して出力する方がより現実的な気もしたりして、よりこの妄想の
世界も複雑になり、ただタンクを諦めるのかという簡単なことでなく
なってきています。

そして、多くの夢を見ては諦めきれずに来た人生としては、多くの
他の同輩たちと自分の違いを比べては人生の要諦は夢を叶え
すぎないことだと結論づけたことがあります。

私が今の齢で未だにバスケットを楽しんでいたり、スキーをやって
いるのは、他の人が普通に子供時代や学生時代にやり尽くした
という結論を得ていないから未だに続けているわけで、これは
悪くないと思っています。

それは例えばスキーで言えば検定で一級をとるという目標を掲げて
若い時に取ってしまったとか、学生時代に部活で地域大会に出た
とか、一定の成果を出してやり尽くしたと思ってしまった人たちは
次の大人の興味なり趣味の世界に移っていくのです。

ゴルフだったり、登山だったり、海外旅行だったり。

たまたま自分は色々やり残したことが沢山あり、未だにバスケットを
やり、スキーをやり、大型戦車に夢を抱いたりしているという違いを
肯定的に見て、何ごともやりすぎてはいけないのだとうそぶくのです。
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台風一過

2013年09月17日 09時45分07秒 | 日々のこと
台風が過ぎて、一点の曇りのない空と猛烈な
暑さがある物と予想したら、意外とさわやかな朝でした。

風が冷たく、空の色もヒヤッとした感じの色です。

会社勤めの時には、台風というと西武線が止まりどうやって
帰るかという心配をよくしたものです。

そして、山間部では土砂崩れがあり、国道も通行止めに
なったり植林した木が山ごと崩れたりという被害もよく
目にしました。

東京に接するその山まで同じ秩父市と報道されるので、
よく秩父に警報などが出ると心配した知人などの連絡が
来ます。

似たようなことが関東地域、日本というくくりでも起きている
ので、テレビで見る各地の悲惨な災害も他人事ではあり
ません。

そんな災害がやけに多く感じるのは私だけでないはず。

しかし、これこそが自然の業であり、それをああだこうだ
言ってくる人に惑われされないようにしなければなりません。

この空のように一点の曇りもなく平穏心を静めて、珈琲の
香りに心落ち着かせしばしの休息を得ます。
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台風接近中につき

2013年09月16日 09時49分49秒 | 日々のこと
昨日の夜、いつもこの時期に見かける光景を今年も見ました。

それはリュックを背負ったランナーがよたよたと歩いている
ような感じの姿です。

昨日は四人も見かけたので、これは多い方です。

以前ネットで検索したら、甲府から秩父を抜けて入間まで
走るトレイルランの大会のようなのです。

今日は台風でものすごい風と雨なので大会はどうなったのか
気になったので検索したらなかなか大会の詳細は解りません。

それに完走した人の感想などもまだアップされていません。

今年の大会要項などもなかなか見つけられませんでしたが、
どうやら秩父往還142kmトレイルランというものらしいく16回
目になる物でした。

秩父通過は夜中で沿道で応援する人もいません。

多分市民でもこんな大会をやっているというのは知らない人が
ほとんどでしょう。

大会要綱によるとゴールの門限が今朝の6時なので無事終了
したことを祈るのみです。

twitterでは完走報告が二人ほどいました。

台風はまっすぐ秩父に近づいています。

上陸後は弱まるので弱体を願うのみ。皆さん気を付けて。
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台風接近とブラジルファゼンダ

2013年09月15日 18時59分46秒 | 珈琲
ほぼ直撃する感じで台風が進んでいます。

朝から結構な雨でしたが、今日明日の連休が
雨の予報で皆さんそんな予定をしたはずです。

しかし、雨は午前中から雨足を弱め、昼過ぎには
上がってしまいました。

この雨の中、もう来客を諦めて、午前中からずっと
焙煎して終わって少し休んでいたら注文の電話が
あり、また焙煎とあわただしく過ごしました。

午前中に焼いたブラジルファゼンダの新豆を試してみました。

カクェンジ農園で、何回もコンテストに入賞する有名農園
ですが、この地域の珈琲だと定番はブルボンで深煎りに
しないとなかなか実力を発揮しないというのが多い中、
これは香り味ともになかなかなものでした。

香りはノートに教科書、皮の学生鞄などが似合う青春の
香りです。

味は豊富な甘みがありますが、ブラジルらしくバランスが
よく、菫の香りや春の花々の香りがして、非常にブレのない
安定した味です。

上品で気品があり、いやらしい味やおもねるような味もなく、
淡々とした甘みとすっきりとした舌触りとさらっとしたキレもあり、
実にスムースでスッーとする酸味も心地よいのです。

台風前夜にふさわしいひと時を味わえました。
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海の伽耶琴ふたたび

2013年09月14日 12時39分37秒 | 日々のこと
最近新聞のまとめ読みが多くなり、遅ればせながら気になった記事を
よく調べてみるのですが、今週の最も気になったの記事はゴッホの新作
発見です。

そして、行きたい展覧会は東京国立近代美術館で行われている竹内栖鳳展
です。

また気になったこととしては、このブログにも書いたことのある『海の伽耶琴』です。

この本のことがまた日経新聞に出てきたのです。

今度は韓国の朴クネ首相にこの本の韓国語訳が手渡されたという話です。

この本の主人公は有名な武将で、秀吉の韓国出兵で駆り出されて参戦
するもののこの戦いには義がないとして、韓国側に寝返りそのまま帰化
してしまうというのですが、その子孫が朴家にあたるというのが記事に
ありました。

というわけでまたこの本を調べると未だに廃刊のままで、買うことはできません。

おまけに中古もネットではろくに出ていません。

なぜそんな人気のない本が折に触れこうも日本の大新聞に取り上げられて
いるのか。

そして、興味をそそられて手に取ってみてみたいと思っても売っていないという
奇妙な現象。

日経の書評欄の中に出てくる本というのはよくそういう本があります。

領土問題や戦争被害をいまさらに持ち出すのは何の得にもならないし、
そもそも人種とか国とかで熱くなるのは何かに操られていると気が
付かないのでしょうか。

いずれにしろ正しい知識と公平な視線だけは失いたくないものです。


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こぶしを上げたままの保安官

2013年09月14日 10時19分16秒 | 日々のこと

もう夏も終わりですね。

この時期になるとアイス珈琲を注文されることもなくなります。

ホット用の豆をかといって大量に買いだめする人もなく、ちょっと
した空白期間となります。

そこであちこちのイベントがここぞとばかりにいろいろと接触して
くるのですが、豆売りが主体なためあちこち顔を出してそれで
いいのか、済むのか課題が残ります。

そんなこんなを感じながら、県庁出張などをこなしましたが、
その道々考えたのが世の中のこと。

東京五輪招致が決まった後、マスコミはその大会で活躍しそうな
選手をこぞって映像化しましたが、さらに今からでも間に合う五輪
として、貴方もこれから準備して間に合う種目とか子供たちに感想
を聞く安易なスタイルにあきれるばかりでした。

一般の人にとって五輪がやってくるからといって特に影響はないし、
一部の人は強烈に儲かるにしても、まして選手にとっても別に海外
だろうが自国だろうがスポンサーとの関係であってそこまでの選手
なら関係があるでしょうが、一般庶民は何をそんなに浮かれ騒ぐ
程の事がありましょうか。

それを子供にマイクを向けてうれしいと言わせたり、間に合わせて
出たいなどと言わせていますが、選手にとっては五輪選出に自国も
外国も関係ないでしょう。

海外でやればそれこそ官費で海外出張みたいなもので、東京で
やるから名誉とかメダルや大会に出やすくなるわけではありません。

海外に目を転じれば、先月末にはシリアに軍事介入という米の
今まで通りの行動が報道され現実味を増したと緊張を高めましたが、
それは意外にも攻撃は行われず振り上げたこぶしをそのままの位置に
保つという何ともしがたい事態になっています。

それだけロシアの外交と展開が意外な方向に動いたということと、
荒ぶる保安官役をもはや世界が認めなくなってきたということでしょう。

世界は正しい方向に動いたと思いますが、世界をリードしてきた米と
しては完全に今回の作戦は失敗で保安官資格も失ってしまったと
いっていいでしょう。

そうなると日本の集団的自衛権も今までが前のめりで進めてきた
ものの、憲法改正もしないまま政権が変わったから変えてしまって
国際社会での立場とか隣国との立場とかより見極めることの重要性
が高まり、それを国民も意識したと思います。

人気の高い安倍政権ですが、この間の予算概算要求を見ても今までの
自民党政治が全く変わらず、大掛かりな公共事業のばらまきと省庁
拡大と何の改革も財政再建もなされず、本性そのまんまなのがみて
とれ五輪招致に喜んでいますが、何にも出来なくなったオバマと今まで
と何も変わらない自民党のやり口とはっきり国民にも見えていることを
知るべきです。
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最後の3分に秋を

2013年09月13日 15時49分37秒 | ジョギング

秋の七草の女郎花です。

近くに桔梗、尾花、がありうちに撫子が咲いていますし
羊山に登れば萩もさいていますからあらかたみられる
じゃんと思いなおす秋です。

もうひとつ。

それは昨日のジョギングでの走りですが、ここのところどうもこの
ジョギングモードから抜け出て早く走れなくなっていたのですが、
それも一番時間がかかっていたのは最後のラップです。

第二セメントの突き当りの信号を左折して農工に向かう時に
最後のラップを押すのですが、ここから27分程度で走り切って
いたのがランニングモードの時でした。

ところが先月からここのラップが30分かかっているのです。

下手をすると途中お腹が痛くなったり、ひざから下が痛くて
歩いてしまったりなんてこともありました。

その都度リベンジとやり直しランをして克服してきましたが、
速さは一向に戻りませんでした。

それがやっと昨日、この最後のラップが27分といつもの調子に
なってきたのです。

それでも最初のラップが11分掛っています。

自宅から横瀬に上って行って坂氷の信号を高篠に向かい、
セーブオンを右に折れて橋を渡って横瀬グランドの信号を左折
するときにこの最初のラップを押しベストの時にはここは9分台
で、普通は10分17秒ぐらいです。

しかし、ここは国道299号を渡る時と県道を突っ切る時に時に
信号待ちが入ることもあり、単純に走りのみを比較できません。

ランニングモードで走る方が足の疲れやスタミナを消費しない楽な
走りとなるとよく説明するのですが、これが一般の人には解り
づらく、ゆっくりのそのそ走った方が楽だと思っている方が多く
います。

このコースを気持ちよく何にも邪魔されずに走れれば、本来なら
1時間を切る時間で走り切れるのです。

実際には、信号待ちやら歩道をすれ違う自転車や歩行者などに
気を使い、減速するのでなかなか現記録として切ったことはない
のですが、実力的にはすでに切る力はあると思います。

切れたらフルマラソンに向け30Kランなどを取り入れて4時間
切る自信ができたらフルマラソン挑戦などと思っていましたが、
いつもそれをやってしまったらよいよ先がないような気がして
つい先延ばしにするようになっていました。

夏場のタイムが゛落ちる現象も回復を見た昨日からよいよ先へ
行くころあいかと感じる秋でした。
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昼ごろになると

2013年09月13日 11時35分25秒 | 日々のこと
もうすっかり秋らしくなってきましたが、今日はまた30℃越え
の高い気温が続きます。

少し日が差すとまだ夏らしくなり、羊山からミンミンゼミの声が
降り注ぎます。

今朝はチャイコフスキーのセレナーデハ長調作品48とブラジル
サントスNO2で過ごしました。

これは小澤征爾さんのテーマのような曲で、つい彼の指揮している
姿が思い浮かびます。

今年復活したというニュースが大々的に流れコンサートも大成功と
健在ぶりを示したわけですが、宝として取っておく存在にして
しまっていいのかとふと感じます。

この時期になると必ず行くとか買いに行くとか恒例行事がある
のですが、そんなことをしているとすぐに年末になり新年を迎えると
いういつもの怒涛の流れにつながります。

そんないつもと同じでいいのかと今年は少し変化を付けようと
考えた矢先に、今朝のブラジルの味の変化がありました。

詳しく書くと色々影響が出そうなので知りたい方は直接来店して
いただくとして、ようは昨日からいつもに増して深く甘くうまくなって
いたのです。

当店で一番安いストレートがこれほどまでの味と香りがあるという
のも知られていいものか複雑な思いもしますが、さらに昨日飲んだ
モカハラーなんかも先月焼いたものと変化しておりここ数日の豆の
焼き上がりに特別なものがあるのかと焙煎経過表などを分析して
います。

ここにきて、ニカラグア、ブラジル、コロンビアはより季節に合う感じが
増しています。

雨の日から夏の日を取り戻した湿度の変化からかさらにうまく深く、
甘く、香りもよりフルーティに霧のように薫ります。

ここでまたモカ系もワインのようなという形容が深くうなずける味に
なっており、お勧めを訪ねる店頭での受け答えも簡単にはいいだせ
ないでいます。

今どんな感じですか。どんな味を求めていますか。

そんな思いから問いを発してもそうねえとその今を語れるお客様も
自分の精神状態と気分の状況を語れる心情吐露能力を持った方は
そういないのです。

あまりこんなことを書くとあそこは難しそうだからとまた敬遠されて
しまいそうで、この先までは躊躇してしまうのですが、私としては
普通人は宮澤賢治の注文の多いレストランを読んだら普通は
どんな気持ちを抱くのかとても興味を持ってしまい宮崎駿のアニメ
にはあれだけのメッセージ性を素直に受けてしまう割にそれに
対する自身の欲求と欲望の処理については何も衝突もすることなく
どちらも愛すべき芸術家で済んでしまうのか是非聞きただしたいのです。

宮澤賢治の場合は、複雑な自然尊敬も自己犠牲も仏教の教えの反映
と解説されるものの宮崎駿には全く商業的な売られ方をされ、そのくせ
強いメッセージ性については意外と語られずに何の宗教も哲学も孕まずに
ただいいよおと受け取られてしまっているという不自然さなど普段
飲んでいる珈琲に何の感想もなく過ごしてしまっていることと通じる
ように感じます。

昼の時間はこんなことをしていてもちょっと余裕があるということで、
さらにのんびりと過ごします。
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雨と珈琲と

2013年09月12日 09時42分37秒 | 珈琲
雨の中、長いひきこもりから抜け出して久々の出張をこなし、
満員電車も長距離移動もまだ耐えられると自信を深めた
昨日の出張でしたが、その後、夜中までずっと色々な
思い出を思い出してあちこちから昔の資料などを引っ張り
出しいつまでも眠れなくなりました。

先日、パソコン内のある映像をプリントアウトアウトするよう
依頼され探し出す時にも同様に、あれこれ各地の思い出が
次々と思い出され、人生の最後に思い出が走馬灯のように
フラッシュバックするというのを思い出し、俺は死ぬのかと
思ってしまったのをまた追体験しました。

というわけで、戒めを持って過去に思いをはせるのは危険と
常に前を向いていくことにしたわけですが、そんな今朝の珈琲は
モカマタリです。

とにかく外で飲むのとは違う自分の家の珈琲はいいものです。

その延長で、小さな魔法瓶に自宅の珈琲を詰めて持ち歩く
人も多くいます。

先日、映画に行ったときに私も持って行きましたが、あの
携帯ポットで飲む珈琲は本来の味とは別なものの味と
風味を強く感じてしまいやはり家で飲む味とは違うのです。

それと直接ポットに口を付けて飲むタイプだと結構熱いのが
出てきて口を火傷してしまいます。

外でおいしい珈琲を飲むのはなかなか難しいのです。

まあ時にはさまざまな出会いがあったり、色々きずかせてくれたり
することもあるので、よそでコーヒーを飲むという経験こそが
大事なのかもしれません。
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電車の旅

2013年09月11日 22時13分47秒 | 日々のこと


この写真は当店と目の鼻の先、秩父市役所の敷地から
発掘された遺跡です。

土器の化石も出土したと言います。

私の興味はこの遺跡が表土からどの程度掘り下げたら出るのか
ということと石組とか遺構とかですが、今回は解りやすいものは
ないようです。

さて、今日は県庁まで出かける用事があり、久しぶりに電車に
乗りました。

しかし、朝から出だしをくじくようなしっりと雨が降っていました。

細かいながら、傘をさしていても濡れてしまうような雨でした。

昔から浦和に行くには、秩父鉄道で熊谷まで行って高崎線で
浦和までという一択でした。

しかし、この秩父線は駅も多く遅い癖に運賃は高いという通勤
には使えないローカル線です。

熊谷からは昔はどの電車に乗っても浦和に着いたのですが、
いつのまにかそれは少数派になり、熊谷から気を付けて乗らないと
浦和は通過だったり、大宮で乗り換えたりと複雑になり、鈍行
だけじゃなく通勤快速とか新線とか新都心交通とかどんどん
増えるのですが、秩父線の高騰はこの路線から足を遠のける
ことになりました。

西武線で秋津乗換でちょこちょこ乗り換えて昔は却ってこの
乗り換えも普段は乗らない電車も楽しかったのですが、大人になると
どうしても楽な方に逃げるものです。

一番簡単なのはレッドアローで池袋へ行き、湘南新宿ラインで浦和
が楽で素早く行けます。

しかし、朝はレッドがないので朝から浦和入りする時には使えません。

雨の中、満員電車に乗って移動というのをやらなくてはなりません。

とはいえ、西武秩父、飯能は始発なので西武線は座って行けると
いう特典があります。

所沢で乗り換えて、秋津で乗り換えて新秋津、南浦和、浦和と
細かく乗り換えて、秋津新秋津間は徒歩連絡でまた雨に濡れます。

でも、この徒歩移動は食事をとるチャンスです。

浦和に入ったらもう安くておいしい店は望めませんが、この秋津には
たくさんのお店があり、お弁当屋さんもこの移動の道の両脇に沢山
あるのです。

お惣菜屋さんも定食屋さんもお気に入りの店があったり、朝食べずに
来てもここで臭いに誘われ朝飯を食べたりした思い出がります。

そんなことを思い出して久々にこの乗換をしました。

都庁が有楽町から新宿に移転して電車網も随分変わったものです。

普段は西武線中心目線ですが、今日は浦和から見てみたら、いつも
大宮に出ないとどこにも行けない不便な駅という感じが今や東京へも
新宿へも行けて、大崎で乗り換えて品川から新幹線に乗ったりと
いろいろ選択肢があり便利になったと思いました。

ですが、浦和駅は食べるところも少なく、県庁は耐震機能は大丈夫か
というような継ぎはぎだらけのビル群で、他の県の豪華庁舎とは一線を
画します。

でもそれは続けてぼろのままで使い続けていつまでも古いの使ってます
という感じを続けてほしいところです。
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ニカラグアの新豆に

2013年09月10日 16時38分36秒 | 日々のこと
動くと暑いけど、ついこの間のとろけるような
強烈な暑さから比べると随分と秋らしくなり
ました。

夜走っていると甘い香りや秋らしい栗林の焚き火
のような香りがします。

甘い香りはぶどう園の果実香で、雑草を刈った
青臭い香りもよくします。

九月は決算月だったり期末切り替えでやたらと
決算セールとかコーヒー豆屋的には色々需要が
落ちる今はイベントシーズンだったりします。

当店は明日店主出張につき、試飲して購入という
形は取れませんが、店番がおりますので普通に
豆だけは買えます。

ニカラグアの新豆はジャバニカというモカ由来の
ピーベリーの豆からでた希少種で、ニカラグアらしい
風味の中に様々な香りと酸が交錯する思わずにこっと
してしまうような味です。

ニカラグアの味を色にするとクロームイエローで
ゴッホが晩年多用した色です。

彼の黄色を盛って画いたひまわりのように花の香りと
太陽の香りがしてくるようなそんな味です。

今日はお昼に市役所に出かける用事のついでに熊木の
遺跡も見学してきました。

奈良時代の住居跡だそうです。

黒谷大野原辺りまで古墳やら遺跡が多い秩父ですが、
市内に入ると石器時代のものはなくなってしまいます。

その痕跡がないということはそれだけ文化
人の交流が激しく続いた結果だと思われます。

意外と浅いところに見られたということでもしかしたら
これより深く掘ればもっと古い石組みの遺跡などが
見られるのかと思ってしまいます。
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総理大臣の美容師

2013年09月09日 10時16分01秒 | 日々のこと
東京五輪招致成功に沸く日本ですが、大丈夫かなという
思いを強くした人も多いはず。

湾岸地域の不良債権やら不良物件のためだという見方も
真夏の都内なんて結構ガラガラだから丁度いいとか
経済効果をいう人達もインフラ強化をここぞと言い出し
さらなる予算拡大を狙う人や肥大する予算に何の箍も
賭けられず、財政規律など夢のまた夢となりつつあり、
先の概算要求で100兆に迫る予算を作る政府にそもそも
借金を返して行こうなどという思考があるのか疑問です。

今まで過去に行ったばらまきで景気回復など一向に効果なく、
税収増などちっとも見込めなくなり、消費税増税しても消費
が冷え込み税収も減りそうな雲行になっていることを自覚
していません。

長きにわたるデフレで本来積み重ねてきた実力をどんどん
細らされてきたことに気が付かなかったんですね。

そんな細った実力とは裏腹に2期目の安倍総理の髪型が
ボリュームアップしてそれに伴い自信に満ちた政権運用で
アベノミクスをぶち上げ、国民の支持と人気は揺るぎのない
ものになってきています。

さらに、総理のプレゼンで五輪招致成功ということになり
当分この高い支持率は続きそうです。

この変わった髪型と高い支持率に誰も気が付かないのかと
思っていたら、日経の記事にも注目者がいて総理の髪型
がコラムとして取り上げられていました。

そもそも総理の行きつけは総理大臣の理容室として昔から
名高い村儀理容室だったのですが、夫人の助言で渋谷の
美容室に通い、あの盛りの良いウェーブの強い髪型になった
といいます。

それを支えているのが美容院のジェルだとか。

私はてっきり増毛とか部分鬘を導入したのだと思っていましたが、
それがありきたりのジェルでできていたと聞きなんだか拍子抜け
です。

それでも安倍政権が安定してプレゼンで保証したように福島の
事故処理には強い指導力で臨んでもらいたいと思います。

プレゼンの中では原発依存を下げると言っていましたが、今
稼働中の原発は一つだけなので今以上もう運転はしないと
いうことなのでしょうか。

予定している凍結材で囲む方法は費用と時間がかかる物の
効果は薄いし成果も見込めないと思います。

リーダーシップを発揮して事実を公表し現実的処理されること
を願います。
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マキタスポーツのやろうとしていること

2013年09月08日 14時00分07秒 | 日々のこと
雨の日曜日となりました。

こうなると当店もとことん暇となります。

溜まった読み残しの新聞などを朝から眺めて気になる
遺跡を見たいとメールして返事が来たものの、目と鼻の
先の遺跡を見るのに旧荒川村役場まで行って手続きを
するというので、こういういかにもお役所仕事的な対応に
沸々と怒りをたぎらせつつ、ばからしいのでちょっと方向を
変えてみようかと冷静さを取り戻すべくパソコンを開きました。

最近メールに相続のお知らせとか賠償金が振り込み手続き
完了しましたとかにわかにお金持ちになったようなものが
やたらと来ています。

こういうのも9800億円も掛けて五輪招致したのと同じく、
そんなお金があるのなら被災地の方々や原発事故で
苦しんでいる人たちとかシリアの難民とかに向けてやればと
ふと思ってしまいます。

同様に、たまった夕刊の記事で見かけたマキタスポーツの記事
ですが、彼の出演するドラマなどを見たことがない人のために
記すと、中年でちびで禿た小太りの男でコントとかドラマで
見たまんまの役をやっているんですが抑揚のないせりふ回しと
素人風の芸風と相まってなぜよくテレビに出てくるんだと
不思議に思う芸人さんです。

そんな芸のないような人がしぶとく生き残っていたり、一部に
コアなファンがいたりするので、侮れないのですが、まさか
日経の夕刊にまで取り上げられるのかと珍しくその記事を
読みました。

彼はアルバムも出すミュージシャンでもあり、最新アルバムが
紹介されていたのですが、それがなんとパロディというかものまね
で、本人が作りそうな曲というあるあるネタぽいものですが、その
種を明かして楽しんでいるような本人のコメントにちょっと違うん
じゃねえのという違和感を覚えたのです。

パロディとはそのヒットメイカーの手法をまねたり、癖をまねて
楽しむもので、より近づけたかという本人へのリスペクトがある
訳で、そもそも彼らはこんな手法で作っているから不細工の
自分でも作れてしまうわけでと曲を発表するのはどうしても
ちょっとという感じをさしはさんでしまうのです。

それも日経はわざわざ記事にしてしまうのも彼の活動に
お墨付きを与えるかのようで現代世相を強く感じました。
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林檎を巡る困った話

2013年09月07日 15時32分29秒 | 珈琲
この季節の変わり方と焙煎について気になることがあり、
焙煎機をばらしてコンディションを整えることにしました。

焙煎環境を変えると味に少なからず影響します。

もちろん天候や湿度などの環境も豆の焼き上がりに影響します。

いつもつややかな香り高い豆を焼くことを心掛けていますが、この気温の
高い時期に油が回ったような豆を売っていると豆が古いんじゃないかと
勘ぐる人もいて、焼き上がりから油が出るくらいに焼くのがこの豆の一番
ベストだからと説明しても理解してもらえないこともあります。

一旦油が出てしまうともう味が悪くなっているという考えを持つ方も豆の
見た目を気にします。

当店には試飲して買っていただくという一番納得のシステムもあり、
大概の人は目を輝かせて購入を決めるという表情の変化も楽しめたり
します。

昨日のiphoneのどこも発売のニュースはネットでは日経、NHKと続いて
ドコモの会見で発売の予定がないと発表されなんと嘘だったんだと大騒ぎ
でしたが、夜になってNHKニュースでまた発表されてどうやら嘘ではない
スクープだったのかという何ともお騒がせな事件となりました。

当店の『林檎』は季節のブレンドとして発売されていつも通りの売れ方
ですが、これは昨年も飲んだ人だと説明はいらないのですが、初めて
の人や改めて説明を聞いてさらに試飲もしていく方もいます。

それだけ珈琲に林檎という意外性と味の意外性がおもしろく、ファンも
多いのです。

そして一番の特長はこの香であり、私にとってはこれは発見であり、
いつもうちに帰ったらこの香がしていてほしい香りです。

とはいえ、現代人はお気に入りの香りは色々持っていて、自然の
季節の香りとかあるシーンに特定の香りがあることさえ忘れています。

口で香りの説明をすることもバカらしいですし、同様に味も言葉に
するにはあまりに困難なこともあります。

それにこの珈琲に限って、結論を言ってしまうと選ばれなくなるという
決定的なこともあり、簡単にどんな珈琲ですかの答えを言いづらいもの
となっています。

まあ気になった方は飲みに来てみて。
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