King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

深煎りについて

2014年09月09日 22時07分24秒 | 珈琲
東ティモールは深煎りにしてなお味を保ちこれはこれでよい
ものでした。

しかし、これが正解かというとそれはそれでそう断定的に
カチッと答えが出ないのが味の世界です。

それを深煎りが全て正しいかのようにいう人がいるのも
なぜなのでしょう。

そして深煎りだと味が濃いとか強いとか正しい珈琲に
全ての豆が良い方向に向かうと信じている人が多い
のです。

でもそれは全くの誤解です。

東ティモールは苦みが強い豆です。

ガツンと濃い味と言えるでしょう。

ブラジルサントスNO2は、中庸という名の似合うバランスの良い
珈琲豆です。

持っているべき味が全てあり、それがどれも突出することなく
珈琲の持つすべての魅力を味わえるのですが、これを深く
焼くとどうなるか。

マイルドコーヒーの代表としてコロンビアが好まれて飲まれます。

コロンビアの特長はマイルド感ということで、これは薄い珈琲なの
でしょうか。

私はコロンビアの魅力は、ミルク感だと思います。

咽喉越しと風味になめらかなミルクを感じられるのが良い
コロンビア豆の持ち味であり、マイルド感を感じられる瞬間
でもあります。

さて、このコロンビアを深く焼いたらどうなるのか。

まあ結論だけ書いておくとなんでも深く焼けばいいって
もんじゃないという事で、より詳しいお話は土曜か日曜に
試飲しながら私のお話を聞いてください。

深煎りが好きな人が深煎りが好きな自分がかっこいいと
思っているだけかもしれません、

そこらへんは飲み比べて実際確かめていただかないと
なにが珈琲に求められているのか知ってもらいたいと
思います。

まあこれも酸味が苦手という人をへらして珈琲がないと
生活できないという人を増やすために飲み比べができる
店として試飲を続けます。土日だけですけど。
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深煎りの東ティモールで月を愛でる

2014年09月08日 21時03分31秒 | 珈琲
今日は中秋の名月。

雲の中から月が出ています。

この間深く焼いてみることにした
東ティモールをお供にお月見です。

いやあすっかり涼しくなり、この間まで熱中症対策を
なんて言っていたのが虫の声を聞きながら月見をする
なんてね。

いやあ四季のある日本で本当に良かった。
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お待たせしました

2014年09月07日 18時04分28秒 | 珈琲
急な注文やらなんやらで当初予定していた
秩父市吉田の道の駅への納品は今日になって
しまいました。

季節のブレンド『林檎』は粉と豆で納品して
あります。

なお、人気のブラジルサントスNO2が切れて
おりましたのでこれも至急揃えておきます。

今納品されているイルガチェフは希少なナチュラル
製法によるものです。

一般のウオッシュドに比べて甘味が強く、風味に優れて
いると言われています。

希少な豆で多少他の豆より高めですが、その価値を
実際に飲んでお試しください。

天候もかつての暑さも朝晩には涼しい感じになって
まいりました。

珈琲の温かみが恋しい季節になってきました。

お楽しみください。
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深くしてみた

2014年09月06日 23時11分36秒 | 珈琲
最近の雨の降り方はよくもまあ毎日良く降ると
いう感じですが、それが雷とともにふるとなると
かなり急激に降って道路も川のようになるという
現象が秩父にもありました。

暑い日が続いて多くの人が熱中症で倒れ、そして
今度はデング熱はやるなど全く次から次へと色々と
襲いくる感じです。

こんな状況はまさに生あることそのものの現状とは
を突きつけられて物語が展開していくかのようです。

さて、そんな日常の果て毎日飲んでいる東ティモール
もこの面白さにさらなる何かの展開がある物かとふと
いつもよりこの季節の進行に合わせて深く焼いてみる
ことにしました。

最初に強い苦みを感じることからこれから強く深く焼くと
より苦みとか強い感じばかりが強調されせっかくの面白さも
消えてしまうのではと今までは躊躇していたものが、実は
本来の面白さと核心はこの先にあるのではないかという
感じもしていたのです。

というわけで、この悪天候下の焙煎で急遽いつもの焙煎より
深く焼いてみました。

さて結果はいかに
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冷やし中華にひかれて

2014年09月05日 23時28分01秒 | 日々のこと
この暑いうちに今年はまだ食べてない
冷やし中華を食べてみたいと思い立ちました。

とはいえ困ったのは秩父にこれぞという店が
ないことに思い当たります。

秩父のラーメン事情などかつてと比べれば良店が
増え、行列のできる店もあります。

しかし、かつてはよく見かけた冷やし中華ありますの
張り紙を出す店は少なく、昔はあそこの冷やし中華は
うまいという評判も今は聞かないのです。

そんな状況でもそれでもなお食べたいとなればそれは
もう昔の記憶の清算であり、ひとつの課題のようでもあり、
どうしても食べて気持ちを収めてしまわないとならない
のです。

まあ大体グルメ行脚の顛末というのは書くまでもの無いので
この先は省略しますが、これは後悔と悔悟の連綿であり、
いつもこんなことを繰り返しているのてす。

温泉に行っては温泉まんじゅうを買い、名物と呼ばれるものを
食して、その土地のご当地料理を片っ端から食し、また同じ
ことを思うのです。

これは秩父の飲食店でどこでも味噌ポテトとわらじカツと
味噌カツ丼があるのと同様、喧伝されて観光客用に用意される
ものがどんなものか十分に知っている癖にそれを自分も観光客に
なった時に繰り返すのですから何とも愚かなことです。

それより季節のお気に入りがありそれが年々増えている
ことを喜びまたそれを食する楽しみと人と共有することに
幸を感じることにシフトすることが肝要かと思うのでした。
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豆の大きさ

2014年09月04日 19時54分33秒 | 珈琲
珈琲豆の常識として大きい方がうまいと
言われています。

国の等級でも豆の大きさで良い悪いを決している国も
あります。

グアテマラのように標高がその基準になっている国も
あり、そういう国では豆はどこも大きくないという
特長もあります。

エチオピアのように小さくてもおいしい国はあり、
大きければいいとは言い切れません。

ただ、大きい豆は見た目においしそうで迫力なの
は間違いありません。 

東ティモールはインドネシアのとなりなのに、
東南アジアの豆には珍しい迫力満点の豆姿で、
期待が高まります。

そして、意外性のある味でこれはこれで季節を
問わず珈琲好きの嗜好を刺激します。

強い苦みを最初に感じたかと思うと深くて厚い
ボディに受け止められたかのような安心感のある
コクを堪能していただけます。

これだけ楽しめる豆もまた珍しいと納得の豆です。

一頃は高くてちょっと躊躇してしまいましたが、
今回はお求めやすくなっています。

今の時期だけかもしれずこれはちょっとストックしとく
必要があるかも。
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温泉に行きたいのさ

2014年09月03日 21時15分40秒 | 日々のこと
やはり待っていたお客様により、季節のブレンド
『林檎』は好調です。

香りもいつも通り、皆さんの期待に応えます。

さて、この九月という季節は歌にも取り上げられ
この夏の終わりというのは昔から題材にされる
テーマです。

そんな中ではノーベンバーステップスなんかは
そのだれもとりあげられない隙間を狙ったという
ことなんでしょう。

清志郎の歌にも九月になったのにというのが
ありますよね。

ビージーズのセフテンバーなんかも有名。

いつもこの時期聞きたい歌です。

そして私はなぜか、温泉に行こうとしています。

海に沈む太陽を大浴場から眺めてみたいという
野望です。

土曜日曜営業でそうでなくてもご不便をおかけして
おりますが、今月末はお休みをいただく予定です。
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イルガチェフの甘さ

2014年09月02日 19時12分36秒 | 珈琲
今月の豆の価格は全て高くなってしまい
仕入れ計画に支障が出ています。

あんまり需要がない豆に値上がりが目立ち、
よく動く主力豆はそのままという変な動き
です。

共通した動きでは、しばらくまったく入荷が
なかったハワイの豆が色々出てきたことです。

ハワイコナも入荷した業者もあります。

しかし、エクストラファンシーではないようです。

さらに、マウイ島の豆とかコナじゃない豆はよく
見かけます。

それでもブルーマウンテンより高い値段で取引されて
います。

どの業者もこのハワイの豆を入手するためにケニヤや
キューバなどが高いのかという感じです。

まあそんな高い豆を買いたがる人も当店にはいませんから
当店ではいつものように季節のブレンドと東ティモールと
イルガチェフを売って行きます。

エクアドルの豆がすきな方がいるので、いつもアンデス
マウンテン以外に違う豆も試して反応を見たいという
感じもします。

ますはイルガチェフの特長であるナチュラルゆえの甘味を
訴えて体験されていない方には勧めていきます。

エチオピアの豆の製法の違いでこう違うのかというのが
体験した方は、ウォッシュドのサキソーとイルガチェフを
飲み比べてみてください。

はっきりとその違いを体験し、どちらもその特徴を理解され
ることと思います。
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スタートをくじく雨

2014年09月01日 23時58分59秒 | 珈琲
かなりの雨音で、朝目が覚めました。

またも雨です。

この雨で色々予定が狂いましたが、まずは
豆を焼いて今月の季節のブレンド『林檎』を
つくります。

毎回9月は『林檎』ですが、なぜ季節の
ブレンドが林檎か疑問に思う方もいる
ようです。

まず、このブレンドの特長ですが、実は
このかおりが長い間求めてだしたかったもの
なのです。

そして、さわやかなキレのある酸味が最大の
特長です。

この酸味というのが苦手という方が多くいらっしゃる
のがこの珈琲好きの世界ですが、本当は一番の魅力は
この酸味にあると言っても過言ではありません。

酸味が苦手という方にこそこのブレンドは飲んでほしい
味です。

珈琲のおいしさに気が付く時。

それはこんなブレンドもあると知った時かも
しれません。
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