序盤で感じた不快な要素は割と早めに薄らいで、
第6話あたりからかなり面白くなってきた。
強烈に惹かれる要素がない反面
(好きな登場人物は、花の井くらい)、
マイナスも少なく、
ストーリーに起伏がしっかりあって
ドラマとして面白い。
「幼なじみの鈍感主人公&ツンデレ優等生の恋模様」
「序盤の敵が頼もしい味方となって新たな敵に立ち向かう」
という定番設定も心憎いね。
何より主人公が序盤から有能で
メンタル強すぎ&機転が利くの、
割と新しいのでは?
演じる横浜くんがちょっと無理しているような
不自然な感じはあるし、
あまりにもスペックが高くて人間味はないんだけど、
主人公がこうだと見ていてストレスがない。
そして、卑怯な面から描かれてきた鱗形屋が、
本が好きで仕事に夢を持っていて、
ちゃんと実力で反撃してくるところ、
蔦重の仕掛けがうまくいったらいったで、
女郎たちに過重労働のしわ寄せが来るところ、
きちんと多面的に描いているのも良し。
毎回、展開にドキドキしつつも、
クオリティに関しては安心して見てられる。