
★★★☆☆
第十一回メフィスト賞受賞作。
茶髪の美少年・秋に、美青年・座木、赤毛の少年リベザル。
「深山木薬店」を営む三人の正体は、実は妖怪。
持ち込まれた二つの探偵業の依頼は、
思いがけないつながりを持っていて……。
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いかにもライトノベル!って感じの表紙が
本屋で目立ってたし、本格ミステリーにライトノベルの手法を
持ち込んだということで話題にもなっており、
前から興味を持ってました。
ミステリーとしては、「えっ、これでいいの!?」と
いまいちすっきりしない読後感だし、
拙い感じが爆発してるのだけど、
キャラクターに魅力が感じられれば
楽しんで読めるんじゃないかな~。
ただ……
わたし、美少年が嫌いなんです

彼らのかけあいだとか、キャラクターに関する
無駄なディテールだとかに冒頭部分からうんざり……。
作者が自分のキャラクターや彼らの関係性に
「萌え」ちゃってるのね、っていうのがにじみ出ていて
なんだかいたたまれないような気分に。
これを『周公旦』と同じ★3つにするのは
正直納得がいかないのだけど、
おもしろかったことはおもしろかったんだな。
とりあえずシリーズ2作目にもチャレンジしてみます。
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