金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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2:田辺聖子『ジョゼと虎と魚たち』

2008-01-06 14:24:29 | 08 本の感想
田辺聖子『ジョゼと虎と魚たち』(角川文庫)
★★★☆☆

【収録作品】
「お茶が熱くてのめません」
「うすうす知っていた」
「恋の棺」
「それだけのこと」
「荷造りはもうすませて」
「いけどられて」
「ジョゼと虎と魚たち」
「男たちはマフィンが嫌い」
「雪の降るまで」


蔵書整理のため再読。
恋愛小説の短編集。
表題作は映画化もされていましたね。
映画版は見ていないのだけどアレンジらしく、
この説明をどう映像化するのかなあ~と楽しみ。

表題作以外は、二十代後半以降の女性が主人公になっていて、
酸いも甘いもかみ分けた、恋愛に夢を見ていない女性が多く、
好きな男性と結ばれてハッピーエンド!では終わらず。
大阪弁の響きとは裏腹に女性たちの思考はドライ。
いまだに子どもらしさでいっぱいなわたしとしては、
ぼけ~っとなりゆきを見守っているしかない大人の世界でした
「わかる」んだけど、登場人物の言動に対して
あれこれ感想を言えない感じ。

表題作がいちばん好き。


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コメント
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