夏目漱石『三四郎』(角川文庫)
★★★★★
「夏目漱石が好き」というだけで、その男の子に
恋しそうになってしまうわたしです。
付帯するイメージが全然ちがうんだ。
漱石か鴎外かという作家自身対決になれば、
迷いなく鴎外を選ぶけれど、
作品は漱石のほうが断然おもしろいんだよなー。
そんなこんなで、言わずと知れた漱石の青春小説「三四郎」。
熊本から東京に出てきた主人公の、
学生生活における失望や逡巡、知への憧れ、
美禰子への恋心とままならぬ恋への苛立ち。
過ぎ去った時代がまぶしい、まさに青春の物語。
上京する際に同宿することになった女性に対し
完全に腰がひけて、逃げ回っている三四郎に笑った
★★★★★
「夏目漱石が好き」というだけで、その男の子に
恋しそうになってしまうわたしです。
付帯するイメージが全然ちがうんだ。
漱石か鴎外かという作家自身対決になれば、
迷いなく鴎外を選ぶけれど、
作品は漱石のほうが断然おもしろいんだよなー。
そんなこんなで、言わずと知れた漱石の青春小説「三四郎」。
熊本から東京に出てきた主人公の、
学生生活における失望や逡巡、知への憧れ、
美禰子への恋心とままならぬ恋への苛立ち。
過ぎ去った時代がまぶしい、まさに青春の物語。
上京する際に同宿することになった女性に対し
完全に腰がひけて、逃げ回っている三四郎に笑った