金木犀、薔薇、白木蓮

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154:根本順吉 『月からのシグナル』

2010-09-03 15:02:23 | 10 本の感想
根本順吉 『月からのシグナル 』(ちくまプリマーブックス)
★★★☆☆

著者は気象研究家(故人)。
出産や死亡と月の満ち欠けの関係、
月齢と地震の関係、
吉凶を表す六曜の真偽……等
地球上の生物と月との関係について
暦の歴史や伝承を中心に述べた本。
最初の「月についての概説」は天文学上の
基礎知識の確認になっているのだけど、
知識があること前提の書かれ方で、
大部分、なにを言っているのかさっぱり。

本筋とは関係の薄いことだけれども、
カエサルとアウグストゥスがそれぞれ
自分の誕生月や戦勝記念に自分の名前をつけて、
それがJulyとAugustになった、という話は知らなんだ。
そして意外なところに藤原正彦氏が登場。
コメント
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