![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/book.gif)
★★★☆☆
空襲のひどい<大きな町>から逃れ、双子の「ぼくら」は
<小さな町>に住むおばあちゃんのもとへ預けられた。
自分たちを<牝犬の子>と呼ぶおばあちゃんのもとで
生き抜くために訓練を積み、独学で教育を身につける
「ぼくら」は、目に映った事実のみを「日記」に記す。
少年たちが目の当たりにする戦時下の狂気、
人間の姿を描いた三部作の一作め。
******************************************
獣姦とかスカトロとか、ほんと勘弁してほしい。
殺人なんかの残酷なエピソードよりも、
わたしの苦手なタイプの性描写にかなりげんなり。
たとえそれが人間の真実だとしても、
小説の中でまでそれを見たくはないんです。
ということで、総合的な好み度でいえば★3つなんだけど、
その部分をのぞいたら、おもしろい。
ラストの意味が気になるので、
続きの『ふたりの証拠』も読もう。