映画『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』(ピーター・ジャクソン監督)
★★★☆☆
【Amazonの内容紹介】
冥王サウロンが創った邪悪な指輪を捨てるため、滅びの山を目指すフロドとサム。
彼らを道案内するゴラムはふと、スメアゴルと呼ばれていた遠い昔を思い出す。
川の底から光り輝く指輪を見つけた瞬間、彼の中で何かが変わった。
彼は友人を殺して指輪を奪い、村を追放されてしまったのだ。
それが今、フロドの首から下がっている指輪、"愛しいしと"との出会いだった…。
人間の国ローハンのヘルム峡谷で、サルマンの軍に打ち勝ったアラゴルンら4人は、
アイゼンガルドでメリー、ピピンと喜びの再会を果たす。
人一倍好奇心の強いピピンが無断で覗いたパランティアの石の中の光景から、
ガンダルフはサウロンがもう一つの人間の国ゴンドールを襲うつもりだと知る。
サウロンはゴンドールの王の末裔アラゴルンが現れたことを知り、
彼が王の座につく前にゴンドールを滅ぼそうとしているのだ。
ガンダルフはピピンをつれて愛馬「飛蔭」にまたがり、
ゴンドールの首都ミナス・ティリスへと向かう…。
ピーター・ジャクソン監督による大ヒットファンタジー3部作の第1章。
魔力を秘めた“ひとつの指輪”を手にしたホビット族の青年・フロドが、
闇の冥王・サウロンの追っ手を逃れながら、
サム、ピピン、メリーら仲間と共に指輪を破壊するべく旅に出る。
****************************************
ローハンの王セオデンは一向に頼りがいのあるところを見せてくれないし、
アラゴルンに心惹かれるセオウィンにはなぜだか苛立ちを感じてしまう。
いまいち好感の持てない展開が多かったせいか
ちょっと間延びして退屈に感じられたところもあったのだけど、
ちゃんと盛りあげるところは盛り上げていて楽しめた。
きちんと緊迫感を感じる山場が作られているのがよい。
フロド&サム、メリー&ピピン、アラゴルン&レゴラス&ギムリ、
と旅の仲間は三手に分かれるわけだけれども、
特にアラゴルン&レゴラス&ギムリのパートは、絆が強まり、
チーム感が出てきてなかなか熱い展開。
長いだけあって、回想パートの挿入で
キャラクターの掘り下げを行っているのも良い。
ボロミアの弟と父が登場し、彼にも事情があったのね、とか、
家庭環境からしてああなるのも仕方ないね、とか思えるのであった。
アラゴルンのヒーロー感は相変わらずすごい。
気になるのは、敵方の方がちゃんと文明の利器で戦争しているところ。
人間側は弓矢に馬に剣、と割と原始的な戦争の仕方をしていて、
大型平気を開発している気配がないのだが、なんでだろう。
あと、ガンダルフとサルマンは、
すごい魔法使いみたいな持ち上げられ方をしているが、
実はあんまり役に立ってないよね……。
特にサルマンはエントに城塞を襲われたのに、
塔に引きこもってるだけでなぜ何もしないのか。
実は魔法って役に立たないんじゃないのか。
★★★☆☆
【Amazonの内容紹介】
冥王サウロンが創った邪悪な指輪を捨てるため、滅びの山を目指すフロドとサム。
彼らを道案内するゴラムはふと、スメアゴルと呼ばれていた遠い昔を思い出す。
川の底から光り輝く指輪を見つけた瞬間、彼の中で何かが変わった。
彼は友人を殺して指輪を奪い、村を追放されてしまったのだ。
それが今、フロドの首から下がっている指輪、"愛しいしと"との出会いだった…。
人間の国ローハンのヘルム峡谷で、サルマンの軍に打ち勝ったアラゴルンら4人は、
アイゼンガルドでメリー、ピピンと喜びの再会を果たす。
人一倍好奇心の強いピピンが無断で覗いたパランティアの石の中の光景から、
ガンダルフはサウロンがもう一つの人間の国ゴンドールを襲うつもりだと知る。
サウロンはゴンドールの王の末裔アラゴルンが現れたことを知り、
彼が王の座につく前にゴンドールを滅ぼそうとしているのだ。
ガンダルフはピピンをつれて愛馬「飛蔭」にまたがり、
ゴンドールの首都ミナス・ティリスへと向かう…。
ピーター・ジャクソン監督による大ヒットファンタジー3部作の第1章。
魔力を秘めた“ひとつの指輪”を手にしたホビット族の青年・フロドが、
闇の冥王・サウロンの追っ手を逃れながら、
サム、ピピン、メリーら仲間と共に指輪を破壊するべく旅に出る。
****************************************
ローハンの王セオデンは一向に頼りがいのあるところを見せてくれないし、
アラゴルンに心惹かれるセオウィンにはなぜだか苛立ちを感じてしまう。
いまいち好感の持てない展開が多かったせいか
ちょっと間延びして退屈に感じられたところもあったのだけど、
ちゃんと盛りあげるところは盛り上げていて楽しめた。
きちんと緊迫感を感じる山場が作られているのがよい。
フロド&サム、メリー&ピピン、アラゴルン&レゴラス&ギムリ、
と旅の仲間は三手に分かれるわけだけれども、
特にアラゴルン&レゴラス&ギムリのパートは、絆が強まり、
チーム感が出てきてなかなか熱い展開。
長いだけあって、回想パートの挿入で
キャラクターの掘り下げを行っているのも良い。
ボロミアの弟と父が登場し、彼にも事情があったのね、とか、
家庭環境からしてああなるのも仕方ないね、とか思えるのであった。
アラゴルンのヒーロー感は相変わらずすごい。
気になるのは、敵方の方がちゃんと文明の利器で戦争しているところ。
人間側は弓矢に馬に剣、と割と原始的な戦争の仕方をしていて、
大型平気を開発している気配がないのだが、なんでだろう。
あと、ガンダルフとサルマンは、
すごい魔法使いみたいな持ち上げられ方をしているが、
実はあんまり役に立ってないよね……。
特にサルマンはエントに城塞を襲われたのに、
塔に引きこもってるだけでなぜ何もしないのか。
実は魔法って役に立たないんじゃないのか。