金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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45:太田忠司 『伏木商店街の不思議』

2017-03-12 22:13:08 | 17 本の感想
太田忠司『伏木商店街の不思議』(河出書房新社)
★★★☆☆

【Amazonの内容紹介】

伏木商店街は一見、どこの街にもあるような駅前の商店街。
でも、おいしい洋食屋や、腕のいい靴屋にまじって、
特別仕上げで運気アップのクリーニング屋(「クリーニングの柴田」)や、
持ち主がいなくなった“時”を預かる時計屋(「間下時計舗」)、
思い出が蘇るメンチボールを揚げる肉屋(「塚田精肉店」)もあるし、
倦怠期の夫婦が仲直りするオツな映画館もある(「シネマエウレカ」)。
看板犬ならぬ、看板怪獣だっている(「三ツ谷煙草店」)。
迷いこんだら抜けられない、魅惑の商店街にようこそ―。
星新一を継ぐショートショートの名手が贈る31の物語。

**************************************************

ああ、伏木=ふしぎ=不思議なのか!
と読み終わってから気づいた。

「星新一を継ぐ」という売り文句のせいで、
星新一並みのキレを期待してしまったのがよくなかった。
これだけのネタを店や職業に絡めてひねり出すのは大変なことだと思うし、
初めて知った知識もあって楽しめたし、
決して面白くないわけではないのだが。

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大河ドラマ「おんな城主直虎」#10

2017-03-12 20:45:14 | 大河ドラマ「おんな城主直...
大河ドラマ「おんな城主直虎」#10

「あー……こいつ(直親)、こんなこと言って、まともなふりして、
 どうせまたなんかやらかすぞ……」

「……」

「……おかしい、まともなままだ……」

といった感じの前半25分であった。

奥山の遺体が発見され、ヒステリックな「しの」は案の定、
「かたきを討ってくださいませー!!」。
直親は、父を失って泣いた過去を思い出し、
政次を追い落としにかかるかと思いきや。
政次の義妹の「なつ」の訴えと、珍しくまともな直親の見解により、
一段落。
奥山のじいさんと「しの」は「ああ、親子だな……」と思ったが、
「なつ」は本当に血縁者なんだろうか。まともすぎるよ!

正直、政次のこの騒動が20分でおさまってしまったことに
拍子抜けしたが、政次と直親が「鶴」「亀」と呼び合い、
一緒に碁を打ったりして、わだかまりが解消した様子だったのは
ちょっとうれしかったわ……。
奥山が化けて出ることに、政次が怯えてるのも可愛かったしね。

20分で解決しちゃってどうするの、と思ったら、
後半は元康の裏切り→瀬名の危機におとわが駆けつけてからむ。
おとわは今川のところに来ると、どうしていつも
根性論の体育会系になるの……。
たいした働きもしないのに、マッチョぶりを無駄にアピールしてる
ボディガード傑山には笑った。

予想に反して、政次の件は丸く収まったが、
次回予告……
コメント (2)
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