金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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30:高楼方子 『いたずらおばあさん』

2018-06-30 11:35:29 | 18 本の感想
高楼方子『いたずらおばあさん』(フレーベル館)
★★★☆☆

【Amazonの内容紹介】

えらいえらい洋服研究家のエラババ先生は、
長い年月をかけて、ついに素晴らしい服を発明しました。
それは1枚着ると1歳若くなるという透明の服です。
弟子のヒョコルさんと何枚も服を着て二人は8歳の女の子に変身…。

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ずいぶん前に読んだのに、記録するのを忘れていた。

自分が「物語慣れ」というか、すれてしまったなあ……と
思うのはこういうとき。
服を着ることで、自分や他人の年齢を自在に変えることが
できるなんて、とてもわくわくする面白い設定のはずなのに、
なぜかぴくりとも心が動かなかった……。
「見た目は子ども、頭脳は老人」という設定で
悪い大人をこらしめるというストーリーも
楽しいはずなのにね。
「これはおもしろい話だ」と頭ではわかっているのに
心が追い付かない、不思議な読書体験であった。

コメント
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