金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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32:加藤重広 『日本人も悩む日本語 ことばの誤用はなぜ生まれるのか?』

2018-07-01 21:14:23 | 18 本の感想
加藤重広『日本人も悩む日本語 ことばの誤用はなぜ生まれるのか?』(朝日新書)
★★★★☆

【Amazonの内容紹介】

言葉は進化する。
十数年前まで眉をひそめられていた言葉は、
あっという間に辞書に載り、人々の定番の使用例となっていく。
本書では、なぜこうした誤用が生まれ定着していくのかをはじめ、
日本語の複雑な世界を豊富な事例で解読する。

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とても面白かった。
「この日本語、間違ってます! 正しくはコレ!」
と間違いをあげつらうのではなく、
その誤用がどうして起こったのかを解説してくれている。
「雰囲気」を「ふいんき」と言ってしまうのは、
音位転換という他の語にも見られる現象なのね……とか
(たしかに「山茶花(さざんか)」って、
 漢字をよく見ると「さんざか」だよね)、
「肌寒い」「着替える」は
もともとは「はださむい」「きかえる」なのね……とか
知らなかったことがたくさんあって勉強になった!


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31:ヴェルナー・ティキ・キュステンマッハーほか 『世界で一番シンプルな時間術』

2018-07-01 21:01:50 | 18 本の感想
ヴェルナー・ティキ・キュステンマッハー/マリオン・キュステンマッハー
世界で一番シンプルな時間術 [新装版]』(ディスカバー)
★★★☆☆

【Amazonの内容紹介】

本書には「時間に対する見方を根本から変える方法」が書かれている。
読み終わった後、あなたの生活には前向きな変化が起きるだろう。
あなた自身の「時間の見方」が変われば、あなたの1日はスッキリし、
毎日の生活は幸せに満ちた、楽しくリラックスしたものに変わる。

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結局、わたしの悩みというのは、
「だらだらネットして、やるべきことを先送りしてしまう」
「気が乗らないといって、創造的な仕事になかなか手をつけられない」
に尽きるんだよなー。

ということで、この本には何か劇的に新鮮なアイディアが
書かれているわけでもなく、基本的な事項がほとんど。
「どんなに忙しくても、体を動かす」
には納得。
運動に限らず、掃除とか洗い物をするとかでもいんだけど、
心身にいいことをやると精神的に安定する。

しかし、ソフトカバー&カラーページなし&この薄さで
1200円って高くないか?

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