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MdN編集部『
美しい日本の四季 〜うつろう彩り、残したい原風景〜
』(エムディエヌコーポレーション)
★★★☆☆
【Amazonの内容紹介】
日本の四季のうつろいを美しい風景写真で楽しめる写真集です。
写真は、海外で活躍する写真家たちが
その地でもっとも美しい瞬間を捉えました。
例えば、雲海に浮かぶ竹田城跡、
水面に映る富士と桜が美しい河口湖、
紫の絨毯を敷いたような富良野のラベンダー畑、
山が真っ赤に燃えるように紅葉する鳴子峡、雪深い山間に佇む白川郷など、
後世に残したい原風景ばかりを掲載しています。
また、気になった場所へ行くときに便利なアクセスガイドも載っています。
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ブックカフェにて。
有名どころはもちろんだけど、知らない場所もたくさんあった。
長野県の御射鹿池、まるで東山魁夷の絵みたいだなあ!
……と思ったら、モチーフになった場所だったみたい。
この手の写真集を見ると、実物を見に行きたいなあと思うんだけど、
これまでの経験から思うことは、
美しいのは風景そのものではなくて、
写真家が選んで切り取った「絵」なんだよね。
さまざまな条件が重なって現れたベストな瞬間を、
技術によって写し取ったものが美しいのであって、
イメージを喚起するその写真を実物を超えることは
なかなかない。
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