金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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32:碧野圭『菜の花食堂のささやかな事件簿 金柑はひそやかに香る』

2022-02-24 18:31:15 | 22 本の感想
★★★☆☆

【Amazonの内容紹介】

「靖子先生、そういう謎を解くのが得意なんです。
いつも、ちょっとしたヒントから真実を見つけてくれるんです」
手を掛けたランチが評判の菜の花食堂を営む
靖子先生はいつも、とびきりの料理と謎の答えと、
明日へと進むためのヒントを手渡してくれる──。
好き嫌いがないはずの恋人が手作りのお弁当を嫌がるのはなぜ?
野菜の無人販売所の売上金が、月末に限って増えている理由は?
小さな食堂の料理教室を舞台に『書店ガール』の著者が描き出す、
あたたかくて美味しい大人気日常ミステリー、待望の第三弾!

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常々、
「順番に読まなければ話がわからないシリーズものなのに、
ナンバリングしていない本は許せねえ! 滅べ!!」
と思っているのだけども、これはシリーズ3冊目にもかかわらず
これ一冊で話がわかったからありがたい。

タイトルになっている食材があまり重要な働きをしていないのは
気になったけれど(その食材でなければならない理由が薄い)、
4話めの「金柑はひそやかに香る」は、
ちりばめられていたピースがかちりとはまった快感があって
おもしろかった。
「小松菜の困惑」も、「小松菜、関係なくない??」とは思うが
推理にはなるほど~。


コメント
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