金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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24-27:最近読んだ漫画

2022-02-04 19:25:01 | 22 本の感想

表紙からエロ要素が多いのでは……と思っていたが、
そんなことはなかった。
なぜかタイムスリップしてレストランにやってきた
歴史上の有名人たちに、最後の食事を振る舞うというストーリー。
ビリーザ・キッドだけ知らなかった。

秀吉が尾張弁しゃべってるイメージは強いけど、
信長がしゃべってるイメージないね。
しゅっとした容貌に描かれがちだからかな。
尾張弁しゃべってた可能性のほうがむしろ高いよな。



企画として、他の「めしもの」と差別化をはからなければ
ならないのはわかるんだけど……
コンビニの商品、そのまま食べようぜ??
手を加える必要性が感じられないから、
やってみたいとは思えないんだよな~。

「お嬢さま」のはずなのに、
家とか生活がめちゃ庶民なことに笑ってしまう。
どうしても描いている本人の生活が
基準になってしまうからな……



コロナウイルスが問題になりはじめたとき、
「まさにこれじゃん!」と話題になっていたのを覚えている。
感染症の存在に気づき始めるところから、
苦しいほどの緊迫感。
3巻で完結、とコンパクトにまとまっているので、
続きも読んでみよう。

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21-23:江平洋巳『恋ひうた~和泉式部 異聞(1)~(3)』

2022-02-04 19:09:04 | 22 本の感想
 江平洋巳『恋ひうた~和泉式部 異聞(1)~(3)』
★★★★★

【Amazonの内容紹介】

平安時代を代表する女流歌人・和泉式部。
情熱的な恋の歌で知られる彼女は、夫がある身ながら、
ふたりの皇子と身分違いの恋に落ち、
平安時代最大のスキャンダルを巻き起こした。
時の権力者・藤原道長から「浮かれ女(め)」と称され、
恋多き女として生きた彼女の真実の姿とは!? 
平安女性の生き様を艶やかに綴る王朝ロマン、第1巻!
ネオ・ファンタジー『ちぃちゃんとおばけ図書館』の
江平洋巳が新たなジャンルに挑む、渾身の最高傑作!!

****************************************

1巻は再読。
カラー表紙はいまいちに見えてしまうのだけど、
中の絵はたいそう美しい。

橘道貞がイケオジ。
最初は「美しくない」と思った夫を愛するようになる気持ちも、
夫を愛しつつも宮様を見捨てられない気持ちも、
違和感なく描かれていた。

敦道親王については一切触れられないのだけども、
序盤では名前が挙がっていたから、描く予定はあったのかなあ。

和泉式部日記には為尊親王との歌のやりとりが出てこないのだけども、
彼の和歌が残っていない理由も、作中ではちゃんと考えられている。

伊周がイケメンではなく不器用に描かれてきるのにキュン。
道長はいいとこなしの完全な悪役。
紫式部は、和泉式部のようにはなりたくてもなれないから
気になるのだろうなあ、という描き方だった。
(人物の描き分けはかなりしっかりされていたけど、
 宮内侍と紫式部の区別だけがつかなかった……)


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