金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
★の数は「好み度」または「個人的なお役立ち度」です。
現在、記事の整理中。

238-245:最近読んだ漫画

2023-10-28 20:54:16 | 23 本の感想
いずれもkindle unlimitedにて。
 
 『プライド〈1〉・〈2〉』
 
貧乏生活に転落した元・お嬢様と、
恵まれない環境で生まれ育ちながら才能を見いだされた娘が
歌の世界で(そして恋愛においても?)バチバチにやり合う話。
いいね~。
2巻の時点では、恵まれた立場ゆえの想像力の欠落を抱えながらも
人を蹴落としたりしない元・お嬢様を応援したくなってしまうが、
どう変わっていくのかしら。

 『やまとは恋のまほろば〈1〉』
 
ヒロインが太っていて垢抜けないがゆえに、
男女双方から軽んじられる描写が繰り返し出てくるのが
つらい……。
2巻以降でそうじゃないと判明したらゴメンだが、
そのオシャレな友だち、ヒロインのこと利用してるでしょ……と
悲しくなっちゃう。

『ばらかもん〈1〉・〈2〉』
 
人気作品でメディアミックスもしていたはずだが、
まったく刺さらなかった……。
好きなはずの要素もあったのに、不思議。

 『クールドジ男子〈1〉』
 
主要キャラクターが4人しかいないのに、
名前も覚えられず、1人を除いて見た目の区別がつかないまま
読み終わってしまった……
萌えられなかったせいだろうか……

 『氷属性男子とクールな同僚女子〈1〉』
 
Twitterで読んでいたのだけども、
未読の話が結構あった。
可愛いね。

 『作りたい女と食べたい女 1』
 
「『全部男のため』に回収されるのが、つらい」
という気持ちとか、「わかる~!!」が多い作品だった。
できれば百合方向にはいかず、
仲良しのお友だちでいてほしいのだが、果たして。

コメント (2)
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237:園田樹乃『名前のない喫茶店』

2023-10-28 20:35:24 | 23 本の感想
園田樹乃『名前のない喫茶店』
★★★☆☆
 
【Amazonの内容紹介】
 
野良猫に誘われた路地で里香が出会ったのは“名前のない喫茶店”。
職人のような佇まいのマスターが淹れるコーヒーと
チーズスフレの味にすっかり魅了された里香は、
毎週末を喫茶店で過ごすようになる。
だんだんマスターのことが気になっていく里香だったが、
ある日課長にお見合いを勧められて…。
忙しない日常の中の、スローなラブストーリー。
 
****************************************
 
kindle unlimitedの読み上げ機能で流していた本。
 
なんだか不思議な本だったな……
恋愛小説のわりに、紆余曲折なくわりとあっさりくっついて
(双方が大人なのだから、この「話の早さ」はよいと思う)、
付き合ってからも関係に大きな起伏はなく。
ストーリーに必要だから出てきた設定やキャラクターなのだろうと思ったら、
展開上の意味が持たされないまま、終わったりして。
後から『小説家になろう』掲載の作品だとわかって納得。
商業作品として書かれたものではないからなのね。
 
ヒロインの会社の後輩や、客の女子高生の言動が本当に嫌な感じだったし、
「今どきこんな会社あるんか!?」
と思わず奥付を確認してしまった。
2019年刊。
私が知らないだけで、今もこういう会社や、
人前でこんなこと言う人間は存在するのだろうか……。
 
後半の男性視点から書かれたパートは、
えらくページ数多いな……と思ったら、
ヒロイン視点で進んでいた本編をもう一回男性視点で描いているだけだった。
こういうのも、たぶん、普通は短編で処理するところ。
男性サイドから描いても新事実が出てくるわけでもなく、
ひたすら「長いな……」と思っていた。
 
いろいろ気になるところはあったけれど、
不思議とトータルでの印象は悪くない。
主人公とその相手役が常識的な人間だったからかな。
(読み放題で読むと腹が立ちにくい、というのもあるかもしれないが)
 

コメント
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