山本周五郎『樅ノ木は残った(中) 』
★★★★☆
【Amazonの内容紹介】
奴等の企みを潰すため、俺は鬼になろう。
仙台藩六十二万石を寸断──。
酒井雅楽頭と伊達兵部とで交された密約が明らかになった。
嫡子を藩主の座に据えることに血眼になる兵部だが、
藩の取潰しを目論む幕府にとってはその駒に過ぎない。
罠に気付いた原田甲斐はあえて兵部に取り入り、
内部から非謀を破却。
風前の灯となった伊達家の安泰のため、ひたすら忍従を装う。
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しばらく間を空けると、途端に話がわからなくなってしまい、
戻って読み直すことを繰り返しながら読了。
まだ話の途中なので、今回はメモのみ。
・伊東七十郎、絶対人気出るタイプのキャラクターだよね。
自由人だが一本芯が通っていて人望がある、ヒーローの風格。
・肉欲に溺れてどんどん堕落していく新八、ついに甲斐のもとへ。
・おみや、丹三郎に恋。
恋心が報われないことを逆恨みして、なんかやらかすんじゃないだろうな……
・モテモテの宇乃ちゃん、同世代の若い男に見向きもせず、
一途におじさん主人公が好き。
相変わらずのドリームが気持ち悪い。