金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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現在、記事の整理中。

211:武田康男『虹の図鑑 ─しくみ、種類、観察方法─』

2024-09-28 13:01:49 | 24 本の感想
武田康男『虹の図鑑 ─しくみ、種類、観察方法─』
★★★★☆
 
【Amazonの内容紹介】
 
さあ、虹を見つけに出かけよう!

「虹」とは何か、どんなときに見られるか、
虹の仕組みから、種類、探し方、撮影方法まで、
220点もの写真・イラストとともに解説。
さらに、虹を取り巻く文化の紹介やコラムにより、虹の知識も深まります。
 
****************************************
 
学生のころ、「空の名前」「宙の名前」をはじめとした図鑑を
好んで読んでいたな~と懐かしく思い出して読んだ。
 
たぶんわたしが「物理」をやっていないために
OSにあたる前提知識がないためなのだと思うけれども、
どの本を読んでも、音や光に関する説明はうまくイメージができない。
虹ができるメカニズムも、書かれている言葉がわかるだけ。
 
「過剰虹」というものをこの本で初めて知った。
レア度は高いということだけれども、
そういうものが存在すると知らなかったから、
見ても気づかなかった可能性がある。
 
古代の日本人が、星を不吉なものとして捉えていたというのは
理解できるのだけども、虹のことも同じように思っていたのは不思議。
「不吉なものである」という慣習的な意味づけがあったとしても、
虹を美しいと思うのは普遍的な感覚なのだと思っていた。
でも、私がそういうシチュエーションに遭遇したことがないだけで、
立っている場所によって「自分には見えるのに、相手には見えない」という
事態が起こったら、それは幽霊と同じだし、不気味に感じるものなのかな。
 
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205-210:最近読んだ漫画

2024-09-28 12:47:10 | 24 本の感想
いずれもkindle unlimitedにて。
 
猪熊ことり『婚活バトルフィールド〈1〉・〈2〉』
 
面白かった!
性格の悪いヒロインだが、基本的にズッコケ展開なので
許容できる。
婚活そっちのけのスポーツガチ勢ぶりで、
ヒロインを好きになっちゃった。
 
 
染谷みのる『刷ったもんだ〈1〉』
 
業界を垣間見られるお仕事ものである点では
興味深いところもあったのだけど、
キャラクターにもストーリーにもまるで興味が持てない。
(黒瀬くんなんかすごい好みのはずなのに……!)
これだけ巻数が出ているということは、
途中から面白くなるんだろうか。
 
 酒川郁子『おいしい銀座 バイヤー真理〈1〉~〈3〉』
 
これは続編なのね……と序盤で気づいたけど、
読む時間が取れそうになかったため、3巻のみ読んだ。
絵柄からしてかなり古い漫画なのかと思ったけれども、
2008年に出た漫画なので、20年は経っていないのね。
本編?はドラマ化もされていたとのこと。
 
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お出かけの記:エッシャー展@豊田市美術館

2024-09-28 12:39:23 | おでかけの記

豊田市美術館、初めて行った!

豊田には、昔仕事で通っていたのだけれども、

20年ぶりに行ったら、めちゃくちゃ駅前が開けていてびっくり。

20年前は駅付近で時間を潰すのに結構苦心していたのだが、

カフェやファーストフード店がいっぱいできていた。

 

さて、エッシャー展。

この美術館が特別にそうなのか、今の時代を反映して多くの美術館がそうなのか、

今回たまたま版画メインだったからなのか?

よくわからないけれども、写真OKだった。

写真用のコーナーもいくつかあった。

入り口にあった、撮影用の壁。

 

芸術に疎いので、騙し絵のことしか知らなかったのだけど、

最初からそちらで売っていたわけではなく、

蔵書票なんかのデザイン性が高いものや、本の挿絵を書いていたらしい。

この時期の絵がわたしはとても好き。

 

ものの見え方に興味を持っていたと思しき時期。

 

点数が多いと途中で集中力が切れてしまうので

美術館では見たいところを絞って、

あとはさっと流すようにしているのだけれども、

たくさんある時期ごとに作品を流して見ると、

やっぱり流れというか、この時期はこれにはまっていたのだなとわかるので面白い。

取り憑かれたように同じモチーフを描いていたり、

ある時点から絵の方向性がかなり変わったり。

 

エッシャーの絵の空白部分を数学者が埋めていたりして、

本当に数学の世界に近い思考をして絵を描いていたのだとわかる。

 

 

【おまけ】豊田市のマンホールのふた

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