道長「源氏の物語ももはや役には立たぬのだ」
道長にとって源氏物語は政治のための道具でしかなく、
そこに託されたまひろの矜持も情熱も、理解してはいない。
そのことを思い知らされて、源氏物語を書くのをやめたまひろ。
権力に傾倒していく道長に対して心の距離ができていたのもあって、
宮仕えのモチべーションも低下中。
そんなときに道長が倒れ、百舌彦の頼みで
道長のもとへやってきたまひろ。
倫子さまもいるのに来ちゃうの~!?
とハラハラしたが、場所は本宅ではなく宇治の別邸。
安心したよ……作中でいちばん怖いのは倫子さまだから……!
今回は、宇治での道長との語らいが続編を生んだ、という
宇治十帖誕生譚であった。
好きじゃないところもいっぱいあるのだけども、初回から一貫して
この大河は「上手い」んだよね~。
【その他いろいろ】
・俊賢と明子はずっと仲が良いんだよな~。
父親という後ろ盾を失った兄妹、寄り添って生きてきたのだな。
・三条天皇、我が強く思い通りにならない。
歳を重ねてきただけあって、駆け引きも報復の仕方も上手い。
・三条天皇の愛するきさきの立后の日に、
自分のイベントをぶつけて嫌がらせをしようとする道長
(この大河では、友人の発案ということにしていたが、受け入れたのは道長)。
難色を示した行成くん、君だけがこの集団の良心だよ……!
実資と隆家は帝のもとへ。
・千古ちゃん出てきた~!!
・病に倒れた道長を看病する倫子さま。
予告でもちらと言っていたけど、出世のために大事にされた妻であって、
明子さまより重んじられてはいても、愛されてはいないの、
本当に切ないね。
・道綱くん、相変わらずのアホ可愛い癒やし枠。
君もそのままでいて……!