金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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大河ドラマ「光る君へ」♯45

2024-11-24 21:00:01 | 大河ドラマ「光る君へ」

名古屋市長選挙のため、愛知県では10分遅れの放送。

 

***

倫子さま、ついにまひろの名前出しちゃった……

 

夫が引退して一緒にゆっくり過ごせると思ったのに、

まひろが旅に出ると言って去ったために

腑抜けになっちゃった道長くんは、止めるのも聞かずに出家。

「休みたいのなら私のもとで!」

という倫子さまの懇願も聞かず。

血筋にも運にも恵まれて栄華を尽くしたお姫様が

唯一手に入れられなかったのが夫の愛だっていうのがさ、

なんとも切なくやるせないよね。

 

臣下として最高位についた道長も、まひろと結ばれなかったわけだが、

まあ、こっちは両想いだったし、情を通じてもいたし……。

正直なところ、なぜそこまで執着し続けるの??とも思わないでもないけど、

初恋は特別だし、結ばれなかったからこそ

記憶の中で美しい恋であり続けたのかもしれん。

 

松下洸平、出た~!

刀伊の入寇でさあ大変!! ってところなのに、

この期に及んで恋のセカンドシーズン始まる!?

基本は少女漫画だから、イケメンと恋の予感は常に補給されるのであった……

 

【その他いろいろ】

・敦康親王、「妻子と幸せいっぱい」の直後に

 高速でフラグ回収、ナレ死。

 「奪い尽くされた人生であった」って、

 一応、制作サイドとしても道長のせいという自覚のもとに作ってたのね……

 

・賢子、出仕。

 へんな髪型から変わってよかった。

 

・栄花物語誕生、まひろの手柄じゃなかった!!

 「私でよいのでございますか?」

 という衛門先生からの問いかけに、まひろに断られたことはおくびにも出さず

 「衛門がいいの」

 と答える倫子さま、抜かりない。

 

・頼通「左大臣と右大臣が言うこと聞かないし、ボイコットするし、困る!」

 道長「パワハラしろ!」

 頼通「いや、それは……」

 道長「それがまつりごとだ!」

 令和には決して許されない感覚。

 

・まひろから旅に出ると聞かされてボーゼンとする道長。

 「行かないでくれ!」と言いにきた道長を

 立ったまま待たせてるまひろに、笑った。

 一応、前の左大臣だぞ!

 

・道長の出家に泣く行成くん。

 あんなに道長にパワハラ&モラハラされてたのに……

 悪い男を見捨てられないタイプ。

 

コメント (2)
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226-229:トマトスープ『天幕のジャードゥーガル〈1〉~〈4〉』

2024-11-24 20:08:47 | 24 本の感想
トマトスープ『天幕のジャードゥーガル〈1〉~〈4〉』
★★★★☆
 
【Amazonの内容紹介】
 
後宮では賢さこそが美しさ。
13世紀、地上最強の大帝国「モンゴル帝国」の捕虜となり、
後宮に仕えることになった女・ファーティマは、
当時世界最高レベルの医療技術や科学知識を誇るイランの出身。
その知識と知恵を持ち、自分の才能を発揮できる世界を
求めていたファーティマは、
第2代皇帝・オゴタイの第6夫人で
モンゴル帝国に複雑な思いを抱く女・ドレゲネと出会い、そして……!?
大帝国を揺るがす女ふたりのモンゴル後宮譚!
 
****************************************
 
1巻でビビッときた通り、巻を重ねても面白い。
人の名前がカタカナで全然覚えられないし、
人間関係や情勢が複雑でなかなか頭に入ってこないのだけど、
モンゴルの風習や歴史は興味深いし、
賢くてしたたかな女たちの権謀術策によるバトルが熱い。
 
異民族に対して残酷な振る舞いをした男たちが、
家族に対してはよき夫・兄弟であり、誠実で賢く
側で見ていたら魅力的である……というのは、
なんだかやるせないね。
残酷さとその魅力が、決して矛盾しないというところが。
 
読み終わった後でチンギス・ハンの息子たちについて調べていたら、
ヒロインのファーティマが実在の人物だったことを知った。
てっきり架空の人物だと思っていたよ。
 
打ち切りになることなく、作者の先生の思いどおりの結末まで
たどりつきますように!
 
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