金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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台湾に行ってきた〈3〉

2012-10-18 08:57:26 | おでかけの記
2日め午前。
時間をまちがえて早く起きてしまった。
ホテル(山水閣大飯店)の朝食は、バイキング形式。
おかゆとごはん、パンと肉まんの皮だけといった感じの「まんじゅう」
(なぜかこれだけ日本語で説明書き)、おかずいろいろ。
まずくはないがおいしくもなく、
「明日はよそに食べに行こうか……」
と話す。

早く起きすぎて時間があまっていたので近所を散策。
その後、タクシーをつかまえて故宮博物館へ。
服は全然安くないけど、交通費がすごく安い!というのが
台湾の印象。
ホテル付近から故宮まで、結構な時間乗っていたけど、
170元(≒500円くらい)。
「タクシーのドライバーさんは日本語しゃべれないヨ!」と
現地ガイドさんが言ってたけど、最初に乗ったタクシーの人は
北島三郎とか美空ひばりとか演歌最高とか日本語で言っていた。
通じない人もいたけど、ガイドブックを見せて
「ここ!」といえばOKだった。


ちょっと早めに故宮博物館に到着。
開館まで時間があったので、わきにある庭園に行く。
入場料20元。
10元がなくて50元入れたが、おつりはかえって来なかった……。
このお庭、素敵!

小さいけれど、よく手入れされたきれいな庭園。

「羊蹄甲」。
↓葉っぱの形がひつじの蹄なのかしら?


9時に開館したので博物館内へ。

広くて、同じフロアの中でもどこを見てどこを見ていないのか
把握できない。
世界史に早々に挫折したわたしは中国の歴史はよくわからないし、
青銅器とか書とかさっぱりなのだけど、
わからないなりにおもしろいところもたくさん。
故宮博物館といえば、「白菜」と「豚の角煮」。
わたしたちはなにも考えずに1階から見ていたけど、
これから行く人は、開館と同時に入館するなら
まっさきに3階に行くべし!
「白菜」&「豚の角煮」には長蛇の列ができていた。
かなり待たされたけど、その部屋にはちょっとずつしか人を入れないので
「遠くて見えないよー」とか「どんどん押されてじっくり見られない」とか
いうことはなし。
規制されている分、間近でじっくりみられる。
しかし、あれを見た感動って、
「ガイドブックに載っている、有名なあれを見た!」
って感じ。
そういう前情報を抜きにして、単純に美術品そのものとしてみたときに
あれを「すごい」「きれい」と評価する人ってどれだけいるんだろう。
絵画についてもいつも思うけど、「有名なあれ」というフィルターを
なしにして評価できる人はそんなに多くない気がするな。

ミュージアムショップは博物館の規模のわりにこじんまり。
白菜はやはり大人気。
耳かき、ストラップ、栓抜き、キーホルダーetc
白菜グッズはバラエティ豊か。
壺のミニチュアとかシールとかほしくなっちゃったけど、
「いやいや、買っても使わないよね?」と思いとどまり、
青磁の器がついた耳かきだけ購入。
耳かきに青磁がついてる必要などまったくないのだが……
青磁の器はほしいけど、器のミニチュアは使わない、
でも耳かきなら使う……と、わたしの中で折り合いがついたのだと思う。

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