金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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大河ドラマ「光る君へ」♯12

2024-03-24 21:24:00 | 大河ドラマ「光る君へ」

まひろはようやく、

「妾でもいい、自分にはあの人しかいない」

と決意して道長に会いにいったのに、

そこで道長から倫子に婿入りすることを知らされ、

「妾でもいいと言ってくれ」という道長の願いを拒絶してしまう。

そうだよね、これまで丹念に倫子様の真性お嬢様ぶり、

優しい心遣いを描いてきたんだもの。

まひろが「倫子の夫」の妾にはなれない、という結論に至ったのも

納得できる。

先週は、道長を倫子に婿入りさせるというストーリーの都合が

優先されている印象で違和感があったのだけど、

今週はまたちゃんとエピソードの積み重ねを感じる自然な流れに

戻ってよかった。

 

源俊賢、登場!

寄る辺ない身の上だから……としおらしく言っていた明子が、

「兼家、呪い殺したる!!」

とアグレッシブだったのが良かった。

永井路子先生の『この世をば 』の明子は、

いつまでも少女のような妖精めいた魅力を持つお姫様として

描かれていて、そのイメージが強かったのだけれども、

今回の明子も、これはこれでよし。

 

【その他いろいろ】

・このドラマにおける癒し担当。

 左大臣 (倫子パパ)、

 「俺に惚れちゃだめだよ」 な惟規、

 アホの道綱。

 

・元関白様、ずっとかわいそう。

 道隆より道兼だと、取り入る相手を間違えてしまうあたりも、

 このキャラっぽいんだな。

 

・実資の好色なところもちゃんと出てきてよかった。


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