まひろはようやく、
「妾でもいい、自分にはあの人しかいない」
と決意して道長に会いにいったのに、
そこで道長から倫子に婿入りすることを知らされ、
「妾でもいいと言ってくれ」という道長の願いを拒絶してしまう。
そうだよね、これまで丹念に倫子様の真性お嬢様ぶり、
優しい心遣いを描いてきたんだもの。
まひろが「倫子の夫」の妾にはなれない、という結論に至ったのも
納得できる。
先週は、道長を倫子に婿入りさせるというストーリーの都合が
優先されている印象で違和感があったのだけど、
今週はまたちゃんとエピソードの積み重ねを感じる自然な流れに
戻ってよかった。
源俊賢、登場!
寄る辺ない身の上だから……としおらしく言っていた明子が、
「兼家、呪い殺したる!!」
とアグレッシブだったのが良かった。
永井路子先生の『この世をば 』の明子は、
いつまでも少女のような妖精めいた魅力を持つお姫様として
描かれていて、そのイメージが強かったのだけれども、
今回の明子も、これはこれでよし。
【その他いろいろ】
・このドラマにおける癒し担当。
左大臣 (倫子パパ)、
「俺に惚れちゃだめだよ」 な惟規、
アホの道綱。
・元関白様、ずっとかわいそう。
道隆より道兼だと、取り入る相手を間違えてしまうあたりも、
このキャラっぽいんだな。
・実資の好色なところもちゃんと出てきてよかった。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます