金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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74:野村進 『千年、働いてきました―老舗企業大国ニッポン』

2018-10-26 18:58:40 | 18 本の感想
野村進『千年、働いてきました―老舗企業大国ニッポン』(角川oneテーマ21)
★★★★★

【Amazonの内容紹介】

千年以上続く会社は、ここ日本にあった!

日本には創業100年を超える会社が、10万社以上ある。
驚くことに、日本以外のアジアの国々ではほぼ例がない。
なぜ日本にこれだけ老舗の企業が生き残ったのか?
大宅賞作家・野村進がめぐる、老舗企業の旅。

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めちゃおもしろかった……!

わたしの読んだ新書のほうは品切れみたいだけど、
新潮文庫から出しなおしてるみたいなので、
興味を持ったらそちらをどうぞ。

100年以上続く老舗は他の国には少ない、としたうえで
その老舗たちが苦難を乗り越え、
それまでに培ってきた技術を応用して
時代の変化を乗り越えていく過程が紹介されていてわくわく!
金箔をつくる会社の技術が
携帯電話を作動させるのに欠かせないものになっていたり、
閉山した銅山が、質の良くない鉱石から鉄鉱石を製錬していた技術を生かして
廃棄された携帯電話から貴重な金属を抽出したり。
かつての渡来人から続く1400年以上の歴史を持つ「金剛組」の話なんて
本当に素敵だ。
おすすめ!




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