金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
★の数は「好み度」または「個人的なお役立ち度」です。
現在、記事の整理中。

大河ドラマ「平清盛」再レビュー〈7〉

2021-05-08 13:00:20 | NHK大河「平清盛」レビュー
あらすじと初見のときの感想はこっち

ラブコメ回。
おもしろかったところもあるのだけど、
正直なところ、一話まるまる使うほどの
エピソードではなかったのでは?
最初の嫁と次の嫁、ふたり同時に
エピソードを消化してると考えれば仕方ないか……。

清盛が従四位下、明子の父・高階基章が六位のため
しきりに「身分違い」を強調しているのだけど、
清盛が汚すぎて、高章パパのほうが高位に見えちゃう。

清盛が明子を妻にと望み、忠盛がそれを受け入れたことで
宗子ママにわだかまりが。
平家のためにと家成が宗子のところへ持ってきた縁談が
無駄になっちゃう、というのもあるけど、
そうか、
・妻にしたいと望んだ女=舞子
・成りあがるために妻として迎えた女=自分
であって、忠盛が自分のかなわなかった恋の成就を
清盛の結婚に重ねたって、解釈してるのね……。
家成も気遣ってたが、宗子ママは損な役回りだよ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大河ドラマ「平清盛」再レビュー〈6〉

2021-05-08 12:46:12 | NHK大河「平清盛」レビュー
あらすじと初見のときの感想はこっち

初回放送時、この回はつまらないと思って流し見してた
記憶があるんだけど、あらためて見ると胸熱じゃないか。

藤原南家に生まれ、高階家へ養子に入ったために
学者として大成できなくなった信西の生い立ち、
中国語が話せる能力の高さ、
いまの体制に道を閉ざされていて
それを打開したいと願う、清盛との目的の共有という
仕込みがされていた。

兄思いで、なんだかんだ言って清盛を助けに行く
忠正おじさんにはやはりキュン。

「おれは海賊王になる!」
とワンピースして物議を醸していた回だが、
因縁の相手・兎丸と衝突しながらも仲間になっていく、
少年誌的なベタなノリも、
後々にふたりがたどる運命を知ったうえで見ると
泣いちゃう。

時子がラストにちらりと初登場。
深キョンは本当に可愛いな~。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大河ドラマ「平清盛」再レビュー〈5〉

2021-05-08 00:24:16 | NHK大河「平清盛」レビュー
あらすじと初見のときの感想はこっち

崇徳天皇(大人Ver)と美福門院、初登場。

初回時には何とも思わなかったが、
義朝&猫、義清&猫のサービスショット、
よいですな。
義朝と清盛の喧嘩友達っぷりも、
この後の演出を知っていて見ると、胸が苦しい。

鳥羽院の心をえぐり続ける璋子は、
いつの間にやら会ったばかりの得子から
巨大感情を引きだしてしまった様子。
得子、いま見ると鳥羽院に襲われるまでは
物憂げな美人として演出されてたんだな。

陣定のシーン、信西の鼻つまみ者っぷりを
うまく描いてた。
京から安芸までは結構な距離で、
数日で着けるものじゃないと思うんだけど、
荷物に隠れていて体力を消耗しなかったとはいえ、
水とかどうしてたんだろ。

すでに清盛という子のいる忠盛へ嫁いだ理由を
宗子ママに訊いた家盛、
聞き分けのよいいい子の笑顔の下に
着々と鬱屈をためていってる……。

 そして忠正おじさん、初回でも思ったが、
その思い、清盛にぶつけたってしょうがないじゃん!!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする