金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
★の数は「好み度」または「個人的なお役立ち度」です。
現在、記事の整理中。

ドラマ「ごめんね青春!」♯1~4

2024-11-13 21:00:08 | 2024年に見たドラマ

アマプラにて。

静岡県三島市が舞台だというのを知って見始めた。

 

見たら面白いし、毎回笑っちゃうんだけども、

先が気にならないのと、微妙に嫌な要素があるのとで、

第4話で視聴終了。

宗教も偏差値も異なる私立高校の合併とか、

わざわざ受験を控えた3年生で試験的に男女混合クラスを作るとか、

面白ければ帳消しになる「?」な設定が帳消しにならなかった。

下ネタとか女性の描き方にちらつく「微妙に嫌な要素」は、

10年前のドラマだから仕方ないかな~と思うところもあるんだけども、

第4話は揃いも揃って発情しすぎだろと思っちゃった。

蜂矢先生にはがっかりだよ!

 

嫌いになりきれないので、続きは機会があれば見るかも。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大河ドラマ「光る君へ」♯43

2024-11-10 21:16:37 | 大河ドラマ「光る君へ」

前々からそんな気配はあったし、

賛同できないという意思表示もしていたのだけども、

病の三条天皇を追い詰めて譲位させようとする道長に、

ついに「もう、私、ついていけない……」状態になってしまった行成くん。

 

行成「太宰府に行かせて」

道長「俺のそばを離れたいのか?」

行成「私、役に立てないし、財産も作りたいし……」

道長「わかった、考えとく」

(目を患った隆家も太宰府行きを希望、隆家のほうを太宰府に行かせちゃう)

行成「私をなんだと思ってるの!?」

道長「お前は俺の側にいろ……」

 

なんやこの少女マンガ風パワハラ彼氏……

 

事前に事情を話して行成を説得しておくこともしない道長、

やっぱり行成くんを軽んじてるんだよな。

優しく真面目な人は、損するよね。

 

実資に政治上の「志」についてもの申され、

頼通くんにも「妻に産め産めハラスメントすんな!」と抗議され、

前回に引き続き、皆の心がどんどん離れていく中、

根っこの部分は道長を信じてるまひろと、

正妻の余裕で道長を許せる倫子さま。

倫子さま、初期は、道長とまひろの関係を暴いて追い詰めるラスボスかと思ってたけど、

「第三の女」のことはもうどうでもいいってさ。

高貴な血筋と、財力と、大臣である父の後ろ盾と、子に恵まれたこと、

そして娘も子を産めたこと。

作中屈指の恵まれキャラの彼女が、唯一手に入れられなかったのが

「夫の愛」だというのがなんだか心憎いね。

恨みをエネルギーに生きていた清少納言も、

勝手に胸の内に整理をつけて落ち着いてしまい、

終わりが近づいているのを感じさせる。

 

【その他いろいろ】

 

・幼いころの恋に区切りをつけた敦康親王と彰子さまの語らい、よかった!

 

・三条天皇、せっかく実資を味方につけかけて、

 実際に動いてもらっていたのに……

 自分から言った「お前の息子を蔵人頭に」というオファーを反故にしたせいで

 実資を怒らせちゃった。悪手すぎだよ~。

 

・三条天皇、我は強いけど、権力者の娘である年若い妻よりも、

 長年連れ添った糟糠の妻をずっと大事にしてるところ、

 すごくいいんだよな~。

 親王時代はアカン言動が結構あったけど、

 帝になってからは結構好きだよ。

 道長に屈しないところもよし。

 

・双寿丸、松下洸平と同じくらい、

「いったい何のために出てきたんや……?」

 になりそうなんだけど、これまで常にあっけらかんとしていて

 賢子に色目を使ってないところはよいと思った。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ドラマ「無能の鷹」♯1~5

2024-11-09 20:54:44 | 2024年に見たドラマ

友人宅で録画を見せてもらった。

 

原作は最初のほうしか読んでいないのだけども、

結構オリジナルのエピソードや要素が入っているのかな?

 

職場に似たタイプ(おそらく発達に特徴がある)の人がいる場合、

コメディとして楽しめないところもあるのかなあと思う。

でも、ちゃんと登場人物に「自分たちがあいつの給料分働いてる」と言わせていて、

客観的な視点もちゃんと持って作っていますよ、というアピールもされていた。

私は幸いにも職場の人の振る舞いに苦労させられることがほとんどないので、

ベタなコメディ展開にも笑い、屈託なく楽しめた。

 

そこにいてくれるだけでよい……と思わせる菜々緒の美しさが

鷹野役に合っているし、他のキャスティングにも文句なし!

鵜飼さん主役のエピソードが特に好き。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お出かけの記:忍野八海@山梨県

2024-11-08 19:16:28 | おでかけの記

私はなぜか昔から静岡が好きなのだけど、

「気になるな」と思いつつも行けないままだったのが

忍野八海。

正確には山梨県だけど、静岡のよく行くエリアが忍野八海へのルート上にあって

いつか行こうと思っていたのだった。

平日に連休が取れたので、今度こそと行ってみることに。

 

今回は、

名古屋→(新幹線)→三島→(バス)→河口湖→(バス)→忍野八海

のルート。

スムーズに接続して、4時間弱で到着。

 

富士山に降った雨雪が湧き出した八つの湧水池。

平日なのに、結構なにぎわい。

外国の旅行者らしき人たちが多い。

「八つの湧水池」と書いたけれども、そのうちのいくつかは

あまり水がきれいじゃなかったり、草に覆われていたりして

全然人が寄りつかない様子だった。

人が集まっていたのは3カ所くらい。

ピーカン晴れといった天気でもなかったから、

ベストコンディションでもなかったのかも?

所要時間は1時間くらい。

 

ちょうどこの日、ショッキングな知らせがあって気もそぞろになっており、

目の前の風景に集中できなかったのは残念。

 

返りは御殿場経由でバス→電車→三島。

御殿場駅は思ったより寂しい感じ。

 

ご当地マンホール。

 

【おまけ】三島駅近くの「みしまや」さん

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

224:湊かなえ『高校入試』

2024-11-08 19:14:56 | 24 本の感想
湊かなえ『高校入試』
★★★☆☆
 
【Amazonの内容紹介】
 
悪意は拡散する――。
衝撃の結末が待ち受ける、『告白』以来の学校ミステリ!

この作品を書けたことで、小説家として次のステージに
一歩進むことができました。
――湊かなえ

県下有数の公立進学校・橘第一高校の入試前日。
新任教師・春山杏子は教室の黒板に
「入試をぶっつぶす! 」と書かれた貼り紙を見つける。
迎えた入試当日。
試験内容がネット掲示板に次々と実況中継されていく。
遅れる学校側の対応、保護者からの糾弾、受験生たちの疑心。
杏子たち教員が事件解明のため奔走するが……。
誰が嘘をついているのか?
入試にかかわる全員が容疑者?
人間の本性をえぐり出した、湊ミステリの真骨頂!
 
****************************************
 
長いこと積んでいた本。
数日に分けて読んでいたが、登場人物が多すぎて
「これ、誰だっけ??」の繰り返し。
舞台設定の都合上、人数を絞るわけにはいかないのはわかるんだけどね……。
もともとドラマの脚本として書かれた物語だそうだし、
映像として見たら受け手の情報処理の負担はかなり軽減されるのかもしれない。
 
犯人は誰だ? というのは後のほうまで予想がつかず惹きつけられたし、
舞台を入試当日の学校にした点で新鮮味もあり、興味深かった。
入試でトラブルが起こると、学校サイドとしては
その対応にかなりリソースを割くことになるし、
きりきりした雰囲気は想像できる。
しかし、犯人の動機は、いずれも、
「動機のために作った動機」と言った感じでまったく腑に落ちない……。
読むのにかけた労力に見合う結末ではなかったな。
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大河ドラマ「光る君へ」♯42

2024-11-03 20:51:01 | 大河ドラマ「光る君へ」

道長「源氏の物語ももはや役には立たぬのだ」

 

道長にとって源氏物語は政治のための道具でしかなく、

そこに託されたまひろの矜持も情熱も、理解してはいない。

そのことを思い知らされて、源氏物語を書くのをやめたまひろ。

権力に傾倒していく道長に対して心の距離ができていたのもあって、

宮仕えのモチべーションも低下中。

 

そんなときに道長が倒れ、百舌彦の頼みで

道長のもとへやってきたまひろ。

倫子さまもいるのに来ちゃうの~!?

とハラハラしたが、場所は本宅ではなく宇治の別邸。

安心したよ……作中でいちばん怖いのは倫子さまだから……!

 

今回は、宇治での道長との語らいが続編を生んだ、という

宇治十帖誕生譚であった。

好きじゃないところもいっぱいあるのだけども、初回から一貫して

この大河は「上手い」んだよね~。

 

【その他いろいろ】

・俊賢と明子はずっと仲が良いんだよな~。

 父親という後ろ盾を失った兄妹、寄り添って生きてきたのだな。

 

・三条天皇、我が強く思い通りにならない。

 歳を重ねてきただけあって、駆け引きも報復の仕方も上手い。

 

・三条天皇の愛するきさきの立后の日に、

 自分のイベントをぶつけて嫌がらせをしようとする道長

 (この大河では、友人の発案ということにしていたが、受け入れたのは道長)。

 難色を示した行成くん、君だけがこの集団の良心だよ……!

 実資と隆家は帝のもとへ。

 

・千古ちゃん出てきた~!!

 

・病に倒れた道長を看病する倫子さま。

 予告でもちらと言っていたけど、出世のために大事にされた妻であって、

 明子さまより重んじられてはいても、愛されてはいないの、

 本当に切ないね。

 

・道綱くん、相変わらずのアホ可愛い癒やし枠。

 君もそのままでいて……!

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする