むずかしい事件です。まず詳細についてはもっと複雑なやりとりがあったと思われます。
経口気管挿管による人工呼吸器管理では挿管チューブの長期留置は咽頭~喉頭の障害を併発しやすくなるので、呼吸がなかなか回復しない場合は、喉の部分の気管を切開してそこにチューブを留置する方法への変更が選択されます。おそらくはその時期だったのでしょう。
医師からその必要性が筆談で話されたけれど、患者本人は「自分はもうなおりつつあるので気管切開は必要ない」と拒否されたのでしょう。
このような提案はご自身での即断ができないこともあり、おそらく説明は1回だけではなく何回もおこなわれ説得されたはずです。それにもかかわらず「具合がいいように思えるのは人工呼吸器でサポートしているためであり、実際はまだ治っていない」ということが理解されなかったのです。
「呼吸器外したら息ができなくなりますよ。まだ呼吸状態は改善していいません」ということに対して患者は「じゃあ外してみろよ」という会話があったのだと思います。そこで試しに外してみたということでしょう。
経口気管挿管による人工呼吸器管理では挿管チューブの長期留置は咽頭~喉頭の障害を併発しやすくなるので、呼吸がなかなか回復しない場合は、喉の部分の気管を切開してそこにチューブを留置する方法への変更が選択されます。おそらくはその時期だったのでしょう。
医師からその必要性が筆談で話されたけれど、患者本人は「自分はもうなおりつつあるので気管切開は必要ない」と拒否されたのでしょう。
このような提案はご自身での即断ができないこともあり、おそらく説明は1回だけではなく何回もおこなわれ説得されたはずです。それにもかかわらず「具合がいいように思えるのは人工呼吸器でサポートしているためであり、実際はまだ治っていない」ということが理解されなかったのです。
「呼吸器外したら息ができなくなりますよ。まだ呼吸状態は改善していいません」ということに対して患者は「じゃあ外してみろよ」という会話があったのだと思います。そこで試しに外してみたということでしょう。