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先日、ある方から「泡盛のラベルに『タイ米』と書いてあるのは残念。安いから外米を使うなんて」というお話がありました。
その場で「いや、勘違いですよ。もともと泡盛はタイ米を使うのが伝統ですから」「国産のタイ米ってむしろ高いし」などと言ってしまったのですが、少し冷静になってみると、琉球と交易のあった鹿児島などではジャポニカ米ですから、タイ米ではなくジャポニカ米を使う造りがあってもよい?ということで、少し調べてみました。
沖縄県酒造組合のHP「泡盛百科」によれば、こんな記載が。
さて、主原料の米ですが、王朝時代のことはよくわかっていないものの、明治時代からはすでに沖縄の米だけでなく、外国産の米が使われるようになっていたことが、当時の記録からも明らかです。
「沖縄の米」というのが何か気になりますし、「外国産の米」というのはタイ米のことなのでしょうか?
明治中期まで主に輸入されていたのは、唐米という中国や韓国のお米。その後明治時代の末期になって唐米の値段が高くなったため、ベトナムやミャンマー、台湾など、アジア各地の米が輸入されて、泡盛の原料になりました。
タイ米は大正の末期に輸入され始め、昭和の代に泡盛の原料として定着したそうです。
タイ米は昭和に定着、で、それ以前は「唐米」なんですね。それでは「唐米」ってどんなお米なのでしょう?
その「唐米」については、酒造組合中央会のホームページに出ていました。
唐米(とうぐみ)
「からまい」ではなくて「とうぐみ」なんですね!
明治、大正期に泡盛の原料米として広く用いられた輸入外米。硬質のインド種。明治、大正期における泡盛醸造調査にみられる泡盛の原料米は「唐米」「支那米」(明治三四年)、「唐産砕白米」(大正二年)、「唐粉米」(大正四・八年)とあり、当時は支那米を中心とした外米を使用していたと推定される。明治二〇年代の調査で、朝鮮もしくは支那米を唐米というとの説明もある。昭和期に入ると「西貢(さいごん)、蘭貢(らんぐーん)、暹羅(しゃむ)産の南京米」(昭和二年)、「西貢、暹羅より輸入の唐粉米」(昭和二年)などの記述がみられ、「唐米」は輸入外米の総称として用いられるようになった。
なるほど、インド種ということですから、いわゆるインディカ米、タイ米の種類ですね。
つまり、もともと(王朝以降の明治時代からは)「唐米」系のインディカ米を用いており、それが大正末期から昭和にかけ、産地がタイに移動し、タイ米利用になった、と想定されます。
「泡盛はもともとタイ米!」と口走ったのも、「タイ米=インディカ米」と読み替えればあながち間違いではないですね。
それはそれでよかったとして、次の疑問は「ジャポニカ米で泡盛を作っていなかったのか」というもの。
これについては、弊社の研究所の資料室に資料がありました。
これ

日本醸造協会の学術雑誌「日本醸造協会誌」の「泡盛製造」という論説。
ここでは、ジャポニカ米での泡盛製造について、こんなことが。
・明治・大正期は沖縄や中国の米を使用
・シャム(タイ)米の利用は大正末から
・1971年の本土復帰の際に本土米を使用するかどうかが問題になり、試験醸造が行われたが、本土米の使用は技術的・酒質的に難しく、タイ米(タイ砕米)を使用することとなった。
・現在まで、タイ米の使用が義務付けられているわけではないが、現状、100%がタイ米利用(ただし形態は2種類あり、砕米57%、丸米43%)。

左からジャポニカ米、タイ米(丸米)、タイ米(砕米)
ふむふむ。やはり泡盛と言えばインディカ米、としていいみたいですね。良かった!
しかし勉強になるなぁ、ウチの研究所!
(質問があれば、HPからの問い合わせで答えてくれるらしいし)
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