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「貿易統計」データをゲット!日本で飲まれている輸入ワインの二本に一本はチリかフランス!

2016-01-30 18:17:22 | 附属酒類経済研究所
                           
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お役所仕事に負けるなっっ!








先週木曜だったでしょうか。夜のニュースで取り上げられていました。



こちら


昨年(2015年)に日本が輸入したワインの輸入量ランキングで、チリがフランスを抜いて首位になった、というニュースです。


テロップによれば、フランス産ワインが前年比マイナス2.7%の微減なのに対し、チリ産ワインはなんとプラス18%!

これでは抜かれてもしょうがないですね。


もう少し詳しいことがわからないのかなぁ、と、これもテロップに書いてあった「財務省 貿易統計」というのを少し見てみたのですが、統計表は数字の羅列で、どう見てよいのやら、よく判らない!
(わかる人がわかればよい、という考えなのでしょうか? 全くお役所仕事というのは、、、、)


と、いいつつ、「負けるもんか!」と試行錯誤し、ようやく欲しいデータを入手できたので、ご参考に全部ここに貼っておきます。
(わからん、と、言いつつ、以前一度ダウンロード&分析したことが一度ならずあったのですが、、、、、完全に忘れてました)


(データが欲しい方、お問い合わせいただければエクセルで差し上げます!)










まあ、内容は報道の通り、数量ではチリが僅差の1位ですが、金額ではまだ2倍以上の差をつけてフランスが首位に立っています。

また、数量では3位のイタリアは、金額ではチリを大きく上回り、フランスに僅差の2位です。


4位以降を見てみると、数量4位のスペインは金額では案外安いことや、逆にアメリカの平均単価はフランスを超えていること、あるいはドイツが数量・金額とも7位と苦戦していることなどが目につきますね。


その他、下位を見ていると色々と面白いこともあるのですが、目を上位に戻して別の視点で見てみると、、、、


「(数量での)シェア」を計算してみると、チリとフランスはいずれも27.8%で、この2カ国で55.6%と、過半数を超えます。


つまり、日本で飲まれているワインの2本に1本がチリかフランス、ということになります。


そして、5位のアメリカまででシェア90.1%、10位のニュージーランドまでで98.7%のシェアです。


いやぁ、ものすごい寡占状態なんですね。


逆に言えば、シェア0.0%の国(実は18位以降は四捨五入でそうなる)からみれば、広大な市場が広がっている、とも言えますね。



ウチもこれらシェア0.0%の国のどこかからの輸入に運をかけてみましょうか。


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