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「尚」という新しい泡盛。琉球泡盛の研修@インテリジェントロビー・ルコ

2019-11-04 12:32:03 | 新製品のご紹介(評判・評価)
                           
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昨日は前振りのみだった、「琉球泡盛の研修」@インテリジェントロビー・ルコ





講師はわざわざ沖縄からいらした、国税庁の若手鑑定官さん。

冒頭、首里城の火事について触れたときは、ちょっと声を詰まらせておられましたが、本題の泡盛のお話はロジカルでとても面白かったです。


テーマというか、エッセンスはズバリ

「泡盛は、和酒のハードリカーである」





一見、精神論のようなフレーズですが、そうではなく、テキーラ、ウォッカ、ジン、ラムといった世界四大スピリッツと比べどうなんだ!と考え、「こんなお酒を造りたい」という技術開発のお話でした。


技術開発のポイントは、蒸留過程で、普通の泡盛は(度数が十分な上がるので)1回蒸留なのに対し、あえて3回蒸留するということ。





そうすることで、「華やかさ」「コメの甘さ」「キノコ」「石鹸」「渋み」「オイリー」「甘み」「コーン」「香ばしい」などの香りや味わいがシャープに分かれるそうで、これをうまくコントロールすることで「狙ったもの」に近付けることができるそうです。

今回は、評価の高い「古酒」の香り・味わいをベースに、人によっては気になる「刺激」「焦げ感」「硫黄」「オイリー」感などを抑えたそうです。





こうしてできた泡盛は「尚(しょう)」という新製品で、技術開発にも携わった12社からそれぞれの味わいでリリースされたそうです。






実際に古酒と比べて見ると確かにピリピリ感が少なく、すっきりとしていて、その分、後味にトリュフ感なども感じられ、「お!」という印象。


こうした話を、冒頭にも触れたように極めてロジカルにご説明頂き、とてもよくわかりました。

他にも興味深いネタが色々あったので、また記しますね。




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