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日経新聞の折り込み付録?に、THE NIKKEI MAGAZINE STYLE というのがあります。
日経のタイアップ広告冊子で、普段は高級時計とか、ジュエリーとかで表紙だけ見て、なのですが、今回は「ローラン・ペリエ(シャンパンです!)」とあったので、中身も見てみました。
取り上げられているのは、ローラン・ペリエのフラッグシップともいえる「グラン・シエクル」。
「ヴィンテージのない、“アッサンブラージュの芸術品”」とされていますが、これにはちょいと説明がいるかもしれません。
そもそもシャンパンの特徴として、大半が収穫年が表示されていない、複数の年次を調合(アッサンブラーシュ)する、ノン・ヴィンテージである、というのがあります。
これに対し、100%その年の選び抜かれたブドウで造られ、収穫年が表示されたのが「ヴィンテージ・シャンパン」で、こちらの方が値段が高く、「高級品」とみなされることが多い。
で、この「グラン・シエクル」は、これらの「ヴィンテージ・シャンパン」をベースに、あるべき「グラン・シエクル スタイル」にするために、「複数のヴィンテージを、混ぜて(アッサンブラージュ)」作られているんです。
さらにその先というか、一周回って先祖返りという感じですね。
「単一年だよ」という物語性のようなものと、「美味しいものを」という職人の探求心の賜物でしょうか。
「地域のコメ」「自社生産の米」など、物語性に寄ってきている感のある日本酒業界にも参考になりますね。
それはさておき、「グラン・シエクル」は音楽業界(古楽業界)?では結構よく目にするフランス語で、日本語だと「偉大なる世紀」、太陽王(ルイ14世)の時代を指します(確かシャンパンもこの頃誕生したのでは)。
では、日本の「偉大なる世紀」っていつ頃になるのでしょうか?
世界の中のGDPで言うとバブルの頃でしょうが、偉大なる世紀(10年ですが)という印象はないですね。
まあ、今が私のグラン・シエクルってことにしときましょうか。
週末、シャンパーニュとか飲んじゃおうかな?(ヤケ酒?)
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