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週末ジョギング・江戸東京佃煮紀行(その3:新橋「玉木屋」)

2021-09-04 16:40:22 | 週末ジョギング佃煮紀行
                          
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せっかくの週末ですが、はっきりとしないお天気。

ジョギングも雨が降ってきたら走って戻れる(←いずれにせよ走ってますが)範囲でウロウロということで、めぼしいネタもなし。

そんなわけで、写メのストックから、先週立ち上げたカテゴリ「佃煮紀行」を埋めてみましょう。

前回「その2」でご紹介した、上野の鮒藤商店さんですが、その際も書いたように「先代が奉公先の新橋の『海老屋』から独立して創業」ということでした。

『海老屋』といえば吾妻橋の海老屋」「『新橋』といえば玉木屋」で、今日は後者の新橋の玉木屋さんをご紹介。


新橋駅を汐留方面に出て、銀座通りに入る角に、立派なお店を構えられています。






創業は江戸時代の天明2年(1782年)ということですから、「天明年間」と謳っている)ウチの創業と同じ時期。
「その2」の鮒藤さんもそうでしたが、ご縁ですね。

店内に入ると、デパートに売っているような(実際銀座三越で売っている)きれいなパック詰めの佃煮と、昔ながらの量り売りのものがあります。

店内にはなぜか「アインシュタインのお気に入り 細切昆布」というPOPがありました。


(著作権が微妙なので、「イラストや」さんのもの)

彼の来日時、確か小石川植物園で歓迎会があって、帝国ホテルに泊まった、というのを聞いたことがありますから、帝国ホテルから銀座への散策などの際に立ち寄ったのでしょうか。


お店の人によると、塩辛いのはどうも、という場合にはマイルドな「白佃煮」というのと「ぶどう佃煮」というのがあるそうですが、買い求めたのは(定番?の)普通の佃煮

実際には定番でも甘みが結構強く、「その1」でご紹介した鮒佐とかと比べると塩辛くなかったです。

そういうこともあって、「アインシュタインもお気に入り」だったのかもしれません。

それにしても、アインシュタインって、親の世代の物理学者のその先生(要は湯川先生とか朝永先生)の世代のそのまた先生の世代(長岡半太郎とか?)、つまり自分からは3代前の曽祖父の代ですから来日もかなり前のはず。

調べてみると1921年で、ちょうど100年前。

100年間、佃煮屋さんでそれが代々伝えられているんですね。

良い話ですね。
家族のどなたかが物理学を志したりするのかなぁ。


【週末ジョギング・江戸東京佃煮紀行】

その2:東上野「鮒藤商店」

その1:浅草橋「鮒佐」





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